日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2008.08.05
西ノ湖のトモエソウ

赤沼自然情報センターや日光自然博物館で販売している「日光の花 花トレッキング携帯図鑑」という本に、それは見事な西ノ湖畔のトモエソウの群落の写真が載ってます。

時々、この本を手にした利用者から「コレはどこなの?」という質問を受けます。そんな時は「たぶんあの辺だろうな、でもトモエソウの群落ってあったっけ?」と思いつつ、なんとも歯切れの悪い回答をしてきました。(いや、なんとも申し訳ありません

今朝もまたスタッフの中で、この場所はどこ?トモエソウはあるの?ないの?どうなっているのよ!というのが話題になりました。いつまでも曖昧にしていると気持ちが悪い…と言う事で西ノ湖へレッツゴー。

で…見つけた場所がここ。奥に見える山の重なり具合から大体いい線かと…

Akanuma08_0805_3

うーん、足元には西ノ湖が増水した時に溜まったと思われる流木がぎっしり、当然、トモエソウの気配はゼロ!

こんな事があると、植えればいいじゃん!て言う人とか、いきなり植えちゃっていいことしたぞって威張る人がいたりするんだけど、こうした変化も自然には大切な事(きっとね)。是非、尊重してあげたいと私は思うのです。(仲)

(注)「日光の花」をお持ちの方は64-65ページを開きながらご覧ください。お持ちでない方は…ごめんなさい。