日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2012.06.28
西ノ湖のわき水

一昨日の情報になりますが、西ノ湖の水が多いという事で見に行ってきました。

水量は一番湖側の杭がギリギリ頭を出す程度に増えていました。

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昨年の今頃と比べると多いですね。

西が浜へ行く道も通れますが、昨年秋の台風以降、土砂や石が溜まってどこを歩けばいいのやらという状態です。

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湖へ向かって進めばいいのですが、石がゴロゴロしていて足場が悪いのでお気をつけください。

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西側ではまだ木が少し水に浸かっていて、いい雰囲気でした。

  

そして、湖畔を歩いていると、水面に雨水が落ちたように波紋が広がっています。

よく見ると、あちこちから「プクプク・・・、コポコポ・・・」と音をさせながら水が湧いていました。

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西ノ湖には年間を通して注いでいる川は無いんです。どこから水が来ているかというと、ほとんどは湧水です。

今は台風で溜まった水がゆっくり浸み出しているんでしょうね。

「森が水を蓄えているんだなぁ」と改めて感じました。

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また、話は変わりますが奥日光も夏になり、蚊などの虫が発生する時期になりました。

ヌカカという、とても小さくて刺されると痒い虫もいます。

虫よけスプレーでは全ては防げませんので、薄手の長袖長ズボンを着るなど、服装にも気をつけてみてください。(はる)