今日の奥日光はとっても穏やかな天気で、スノ―シューを履いて戦場ヶ原周辺を散策してきました。
雪の上だからこそ目立つ動物たちの足跡。
様々な足跡の中、特に良く目にするのがこんな2個ずつ並ぶパターンのもの。
本などでは「動物によってパターンは決まっていて、これは〇〇です。」なんて簡単に紹介されていることが多いのですが、ちょっと強引だと思いませんか?私は思います。
今回は良い写真が撮れたので丁寧に紹介しようと思います。
足跡を追っていくと、
雪が固くて足跡が沈んでいないものを発見。
こういうものは大きなヒントになります。
指の数が5本あるのがわかるでしょうか?
アナグマやテンなどイタチの仲間は指が5本、キツネやタヌキなどイヌの仲間は指が4本、
つまりイタチの仲間だろうことがわかります。
さらにその動物が木から飛び降りてまた駆けて行った跡もありました。
イタチの仲間で木に登る、そして全身の大きさ、これらからこれはテンのものだろうと推測できます。
そうしてこの積み重ねの結果、パターンで見分けられるようになるわけです。
せっかく現地にはたくさんの証拠が転がっていますし、自分で推理する方が絶対に楽しいと思いますので、本などの情報だけで100%納得してしまわず、ぜひ自分の目で確認を重ねていってください。(しょ)