その5の続きです。
しばらくすると、キツネのフンに1匹のチョウが舞い降りました。
名前はヤマキマダラヒカゲ。
漢字で書くと「山黄斑日陰」です。
このチョウ、一所懸命にキツネのフンをなめていました。
花が少ない時期には珍しい光景ではないのですが、戦場ヶ原全体であんなにもたくさんのズミが咲いているというのに・・・
しかし思い返すと、ハチやハエ、ハナアブなどが頻りに吸蜜に訪れるズミの花ですが、不思議なことにチョウが飛来しているところを見かけません。
たまたまなのかなぁ?
それとも何か、理由があるのかなぁ?
なんてことを考えながら、ぼんやり眺めていました。
ちなみにこのチョウ、翅を開くとこんな模様をしています。
(近くに落ちていた死骸)
(T-村)