日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

    2013.07.07
    足元に注意!その9

    今朝(7/7)、博物館の庭にて。

    少し早く出勤した私は、オトシブミを観察していました。
    Imgp1997
    メスはハンノキ類などの葉をかじって裁断し、折り畳んで揺籃(ようらん)を作り、産卵します。Imgp2001
    こちらはオス。
    首(正確には頭部)が細長いのが特徴で、揺籃は作りません。

    「もうちょっと近くへ・・・」
    と、一歩踏み出したところで、

    バタバタバタッ!

    突然、足元で“何か”が動きました。

    「うおっ!」
    びっくりして、視線を落とすと・・・
    Imgp2003
    正体はスズメ。
    幼鳥でしょうか、くすんだ色の羽毛が残っています。

    巣立ったばかりはうまく飛ぶことができず、地面でじっとしていることも少なくありません。
    無事に育つことを願いつつ、その場を後にしました。

    ※明らかな事故の場合以外、幼鳥は保護しないでください。
    特に巣立ちたての幼鳥は、人に拾われると野生復帰できなくなってしまうことがあります。

    (T-村)