こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光での話題や最新情報、さらに日光自然博物館のイベント情報をカテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしています。

■本日の奥日光の状況　曇り・20℃（博物館9：00現在）

セミの声もエゾハルゼミからコエゾゼミへ、バトンタッチ。いよいよ奥日光も夏本番です。そんな中、今回歩いてきた所は戦場ヶ原と小田代原。奥日光の人気ハイキングコースです。

奥日光は季節ごとに様々な魅力がありますが、「兎に角、色んなお花が見たいんです」という方、将に今です！！標高が高いため夏がとても短い奥日光。花たちが「待ってました！」と言わんばかりに、一斉に咲きだしています。

沢山咲く花の中で、ごく一部をご紹介。

コオニユリ。ジョウカイボンも友情(?)出演です。

クガイソウ。多少、日の射す所に咲いています。

　　　

オオウバユリ。株によっては１．５m以上の物もありました。久しぶりに小田代原に来たら、いつの間にか、花に見下げられる形に・・・・・

　　　　　

アザミ。上がニッコウアザミで下がノアザミです。

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こんな具合に色んな形、色をした草花が奥日光の夏を盛り上げてくれています。

その中で奥日光を飾る”花形”が・・

ホザキシモツケ　

７月に入ってから何度か紹介させていただきましたが、戦場ヶ原と小田代原で数多く生えているこの花が見頃を迎えています。

戦場ヶ原では木道を歩いていると、見渡す限りのホザキシモツケがひろがっていてお花畑を歩いているようです。

　　

小田代原ではピンクの絨毯を作って、有名な貴婦人をより引き立ててくれます。花もキレイですが、葉の青々とした緑色もとても冴えます。

奥日光で沢山咲いているこのお花なんですが、北海道の一部の地域と長野県の霧ケ峰という所にしか分布していない貴重なお花です。鮮やかなピンク色のお花が沢山あって、しかも珍しい！ホザキシモツケのお花畑は奥日光のならでは景色です。

今回は、平日の早い時間に歩いたという事もあってか、殆ど人がいませんでした。素敵な景色を一人占めしたような贅沢な気分を味わってしまいました。

しかし、多くの方に、この素晴らしい景色を見ていただきたいです！！数が多いので、８月中旬まで楽しむ事ができますが、再び申し上げますが今、見頃を迎えています。

言葉や写真だけでは、伝えきれません。是非実際に奥日光へ足を運んで、奥日光ならではの夏をお楽しみください。　（岩）

■イベント情報

8月の週末は、自然解説員と一緒に、奥日光の自然を歩いてみませんか？！
定員は各回20名です。

①戦場ヶ原ガイドウォーク（8月の毎週土・日曜日、但し31日は除く、各日2回）
参加費：300円

②戦場ヶ原ナイトハイキング（8月の毎週土曜日、但し31日は除く）
参加費：800円

③中禅寺湖ナイトハイキング（8月の毎週日曜日）
参加費：800円

■企画展情報

①『《花遊びの会》植物画展』
平成25年7月1日(月)～8月4日(日)
色鮮やかな植物画を多数展示！
詳しくは、コチラ

②夏休み特別展　～涼しい奥日光においで～
『夏休み　体験！発見！わくわく祭り　おもしろ昆虫展』
平成25年7月27日(土)～8月18日(日)
世界のカブトムシ・クワガタムシの生体展示や、昆虫のペーパークラフトなどを毎日実施！
さらに、8月4日(日)は特別イベントとして、昆虫との触合い体験なども予定しています。
詳しくは、コチラ