日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2013.12.25
戦場ヶ原からメリークリスマス!  ~歩道状況~

今回は久々に戦場ヶ原へ行って来ました。

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季節ごとに様々な顔を見せくれますが、冬はまるで別世界です。木道、枯れた葉っぱ、石。地面は全部白で埋め尽くされてしまいました。

雪も降っていましたが、風が強く、ホワイトクリスマスと言うには残念ながらロマチックさが欠けていました。

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そんな中でも、鳥たちはせっせとお食事中。

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寒がっている中、水に顔入れて食事をしているマガモの姿を見ると何だか申し訳なくなります。

そして、歩道状況は言いますと、歩く所が踏み固められていましたので、スノーシューを履いて歩くほどではありませんでした。

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しかし、地吹雪のせいでサラサラの雪が積もっている箇所もあり、何度か足を取られそうになりました。歩く際にはスノーブーツなどがあるといいかと思います。

今回特に注意して歩いていただきたい所は戦場ヶ原から泉門池間にある小湿原周辺です。木道の工事をしていました。

今まで細い木道が2本並んでいましたが、現在は1本はずしてある為歩くスペースがかなり狭くなっています。そして道をはずれた所には

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キンキンに冷えた水がここに落ちてしまったら悲惨ですね・・・充分お気を付けください。

積もった雪の隙間から新しい木道が顔をのぞかせていました。来年の春には、この周辺もキレイな木道の上を歩く事が出来ます。

工事中はロープがはってありますのでそのロープを沿って歩くようにお進みください。

散策中に所々に木に赤い布が巻かれていました。まさか戦場ヶ原にもクリスマスカラーに飾り付け!?

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・・・っと言ううわけではもちろんありません。

赤い色じゃないにしろ、ハイキング中に目立った色のテープや布が木に巻きつけられているのを見た事がある方いると思います。

これは、いわゆる「道しるべ」です。

今回は踏み跡があったので迷う心配はなさそうですが、風や雪の影響であっと言う間に道が消えてしまいます。

そんな中、頼りになるのがこの目印です。“行くべき方向"を私たちに教えてくれます。“行くべき方向"と言うのは安全面のことだけではありません。

雪が積もるとつい普段歩いている道からはずれてしまいがちです。

直接地面を踏まないから大丈夫と思う方もいると思いますが、雪が沢山積もった中でも、たくさんの野生生き物達が生活しています。どんな時期であろうと「おじゃまします。」という気持ちを持って歩いていただきたいです。

道に沿って歩いても、普段見れないものや生き物に会えるチャンスは充分あります。

“行くべき方向"を歩き、ルールを守って安全で楽しい冬の散策をお楽しみください(岩)