日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2014.02.07
新・山の上からこんにちは vol.44

こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光での話題や最新情報、さらに日光自然博物館のイベント情報をカテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしています。

■今朝の奥日光 -9℃(博物館周辺 9:00現在)

今回は博物館から数歩の所で見られるものをご紹介します。
そんな近くに何があるのか?というと・・・それは『星空』なのです。

実は以前から、星好きの友人に「奥日光に行ったなら星空を見ないと一生後悔するよ。」と言われていて、「そんな大げさなことなの?」と思っていました。
しかし!奥日光に来て、実際に見てみると、この言葉がよく分かるのです。

なぜなら、奥日光で空を見上げると、
Dsc_0316jpg
こんな星空が広がっています。まさに『満天の星空』!

見始めは明るめの星が目立って輝いて見えましたが、暗さに目が慣れてくると、その他の星も見えるようになってきて、ついには「うわー!」と声をあげてしまうほどでした。

そんな星空の中でも特に明るく輝いて見えた星がありました。
Dsc_0338jpg
木星です。

自然解説員としてはお恥ずかしいのですが、初めて木星を見ました!
木星の知識は結構知っているはずなのに、とても新鮮な驚きがありました。

また、星をよく見ていると赤っぽい星や白っぽい星があることに気づきました。
Dsc_0321jpg
(きれいに見えなくて申し訳ありません・・・。)

これまで星は無数の光の点だと思っていた所があったのですが、それぞれが一つ一つ別の星なのだと改めて思えてきました。

そうなると、もっとよく見てみたい!と欲が湧いてきて、双眼鏡で空を覗いてみたのです。

すると、
Dsc_0324jpg
月のクレーターまでくっきり
その他にも様々な星座やぼんやりと明るく見える星の集まりも見ることができました。

ずっと見ていると、本当に空は広く遠いのだと感じられてきます。
強い光にあふれた街の中では気づかなかったものが、奥日光のこの暗さだからこそ見えてきたのかなとも思いました。

実はこの日以来、夜空を見上げることが多くなりました。
まるで新しい友人ができたようで嬉しく、自分の世界がちょっと広がったようです。

ぜひ、皆様も奥日光の夜空を見上げてみませんか!

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■イベント情報
中禅寺温泉カマクラまつり
日時:平成26年2月7日(金) ~9日(日)

本日7日(金)は前夜祭です。
博物館周辺もキャンドルに灯されます。
優しい灯りの中で、奥日光の夜空を楽しんで下さい!
8・9日は昼間も楽しみがいっぱい!

詳細は……中禅寺温泉カマクラまつり2014

スノーシューで雪の森へ!
日時:
第2回 平成26年2月15日(土)
第3回 平成26年2月22日(土)
スノーシューを履いて森を歩こう!
詳細は…..スノーシューで雪の森へ!2014

■企画展情報
地域の記憶展
日時:平成26年3月30日(日)まで 
江戸時代末期から奥日光で宿泊業をしていた「六軒茶屋米屋 井上志郎」にスポットをあてつつ、風景画、漁具、林業道具、ヨットの旗など当時の奥日光を物語る様々な品を展示しています。

2月もイベントが盛りだくさん!ぜひ奥日光へいらしてください。
※「平日月曜日」と「祝日月曜日の翌日」は休館日です。ご注意ください。