こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光での話題や最新情報、さらに日光自然博物館のイベント情報をカテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしています。
■今朝の奥日光 0℃(博物館周辺 09:00現在)
博物館の上空ではイワツバメ、アマツバメが元気に飛び回っています。暖かい陽気が続き、奥日光も着々と春に向かっています。
今回行ってきたの切込湖・刈込湖のハイキングコースです。
昨年の11月の下旬の「新・山の上からこんにちは」でも今回のコースを紹介しました。
前回は冬の始まりを見る事が出来たので、今回は歩道状況の確認も兼ねて春の始まりを期待し、いざ切刈へ!!
コース状況はと言いますと・・・
金精道路~小峠
小峠
刈込湖へ向かう階段
切込湖畔沿い道
山王林道
ほぼ全ての道は完全に雪で埋まってしまって見えなくなっていました。
特に金精道路~小峠、刈込湖と切込湖沿いの道、涸沼~山王林道にでるまでの階段では、うっかり足を踏みはずすと、滑落してしまう危険のある場所でした。
なんだか、春はまだまだ先のように感じてしまいます。・・・しかし、涸沼の雪や切込湖・刈込湖の氷は大分溶け始めてきました。刈込湖で温度計を見てみると約13℃ありました。
当日は天気も良く、風も殆どなかったので、とても過ごしやすかったです。
また、水際に行くと、氷が溶けた所が水色に光っていて、水と氷のコントラストが真冬の時の一面真っ白な世界とはまた違った美しさがありました。
(下:1月20日撮影)
歩いている最中には、ゴジュウカラやヒガラの囀りが聞こえてきたり、暖かく雪が湿った時にできる「雪まくり」を見つけました。のんびりではありますが、徐々に春が近づいて来ているなぁ、と感じました。
今回のハイキングコースは雪山となっていて、上級者向けのコースです。歩く際は冬山登山の経験者の方に同行してもらうようにしてください。また、登山では「引き返す勇気」も大切です。今回は湯元~光徳まで歩きましたが、体力や天気に合わせて無理をせずに歩いて下さい。
(岩)