あっという間に、喧しいほどのエゾハルゼミの声が響くようになった博物館周辺。
気温もぐんぐん上昇し、私も腕まくりをして仕事をする日が続いています。
今日はそんな中、遊歩道湯元光徳線、通称“切刈コース”を歩き、歩道状況の確認と自然情報収集をしてきました。
(風穴からの風は、さぞかし涼しいだろうなぁ・・・なんて)
<スタート>
まずは小峠までの上り坂。
最近の暑さも手伝ってか、コース上に残雪は無く、雪融けによる道の崩れ等もありませんでした。
コミヤマカタバミ(写真)やイワセントウソウなどの花が、足元を飾ります。
小峠では、ジムグリの幼蛇にも出会いました。
小峠を過ぎると、北向きのためか所々で20cm前後の残雪があります。
このように避けられない箇所もあり、スパッツを装着していると安心です。
そして、お待ちかねの刈込湖!
冬の一面真っ白になった刈込湖もいいけれど、新緑~深緑の中も、やっぱりキレイ!
ルリビタキやミソサザイ、コマドリといった鳥たちが、競い合うようにさえずっています。
茂みに姿を隠していても、その存在感は圧倒的です!
雪融けで水量が多いかと思いきや、意外にも刈込~切込湖間は細流のみでした。
さらに進むと、ミニチュアの戦場ヶ原を見ているようで、お気に入りの景色の“涸沼”です。
こちらも歩くには問題はありません。
(しかし、日向なので暑い!)
山王峠まで少し登り、そこから光徳まで降りていきます。
こちらも、歩くのに支障のある個所はありませんでした。
途中、ミヤマセセリ(写真)など、ひらひらと舞うチョウも見られます。
下るにつれ、段々と鳥たちのさえずりは遠くなり、代わってエゾハルゼミの大合唱に飲み込まれてゆき・・・
全長8km弱の、やや険しい山道コース。
装備を整え、時間と体力に余裕を持って挑戦してみてください。
(T-村)