こんにちは!私たちは宇都宮大学森林科学科のインターンシップ実習生の遠藤、小林、武石と室町です。先ほどの記事に引き続き、この記事では、戦場ヶ原の様子について紹介します。
昨日の戦場ヶ原は、3連休最終日で大変賑わっていました。
木道沿いの湯川に、3羽のマガモがいました。この時期は、オスとメスの色の差がほとんどなく、見分けるのが難しいです。今の時期の見分けるポイントはくちばしの色です。くちばしが黄色なのがオス、オレンジ色がメスという特徴があります。見分けるのが難しいので、よく観察してみてください。また、冬になるにつれて、オスの体色が変化します。奥日光では、一年中生息しています。この様子をぜひ見に来てください。(室町)
これは戦場ヶ原から湯川に流れこんでいる赤い川です。通称血の川とも呼ばれているくらい赤いです。何故赤く見えるかというと、土に含まれている鉄分が酸化して錆びてしまったからです。その錆は川の中に落ちた枝も赤く染めてしまっていました!湯川とは対照的なので、比較して見ると面白いと思います!!この写真には写っていませんが、虹色の膜が張っている部分もあったので訪れた際に見つけてみて下さい。(遠藤)
これはカラマツが根ごと倒れてしまった様子です。それを何年も、訪れる人が触ることによって、土が落ちてきれいになり、さらに触ることによって根がつるつるになっているのです!根とは思えないほどツルッツルでした。自然が作り出す美術品です。(小林)
フンですが、風雨にさらされてテンのエサであるネズミの毛のかたまりが残っていました。このかたまりを割ってみると、中に小さい骨が!普段は見向きもしないフンですが、よく観察してみるとテンの生活がよくわかります。ズミの実がなる季節にはズミばかりを食べてフンの色も変わるそうですよ!テンは木道の上でよくフンをするそうなのであったら観察してみて下さい。(武石)
※日光自然博物館では毎年宇都宮大学森林科学科の学生さんのインターンシップの受け入れをしています。当記事は昨日行った自然情報収集実習の延長で、情報発信を行っていただいたものです。(仲)