こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

■今朝の奥日光　11℃（博物館周辺　9:00現在）

奥日光は日に日に秋となってきています。

奥日光の秋といえば紅葉ということで、今回は小田代原と竜頭滝へ行ってきました。

紅葉といっても、小田代原では草紅葉（くさもみじ）

鮮やかに広がってきていました。

赤茶色に染まっていく湿原はとても美しく、見惚れてしまいます。

そんな中でも気になったのが、イタドリの葉。
赤茶色の中、黄色く色づいたイタドリはとても目立ちます。

秋も楽しめるとは！新発見でした。

湿原は草紅葉の色が目立ちますが、その中にもホザキシモツケ、イブキトラノオ、コオニユリなどの花もありました。
緑の中で見るよりも、柔らかく暖かい色に感じます。

さまざまな小田代原の秋を楽しみながら木道を歩いていると、木道横のササ藪から突然ガサガサと音が聞こえてきました。

少し怖くなって立ち止まると、ササ藪から出てきたのは鳥でした。
もっと大きな動物を想像していたのであっけにとられ、種類など確認することができなかったのですが、その後ノビタキを何羽か目撃しました。
調べてみると、ノビタキは地上の虫などを食べているとのこと。

私が出会ったササ藪から出てきた鳥は、虫を探していたノビタキだったのかもしれません。

木道のすぐ横という人から近い場所ですが、ササの下は人が見るには難しい場所。
気付かないけれど、実は足元にいた！なんてことがあるのかもしれませんね。

そして小田代原を歩いた後は、湯川の横を下って竜頭滝へ。

滝上から見てみると全体的に黄緑色になり始め、紅葉もぽつぽつと。

ミズナラの黄葉は光に透けると、より綺麗に見えます。

正面は全体的に緑色ですが一部赤色に色づき、これからが楽しみな様子でした。（こ）

※写真は9月17日に撮影したものです。

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■企画展情報

『奥日光の紅葉展』　９月２０日（土）～１１月２４日（月）

紅葉の仕組みや奥日光の紅葉する樹木の紹介、奥日光の紅葉スポットを紹介しています。紅葉散策へ出かける前にぜひお立ち寄りください。

■イベント情報

『皆既月食の夕べin中禅寺湖』

10月8日（水）19:00～21:00

場所：中禅寺湖畔ボートハウス

中禅寺湖ボートハウスで行う皆既月食の観察会です。

秋の夜長、奥日光の湖畔で星空を眺めてみませんか？