奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■今朝の奥日光14℃(博物館周辺 9:00現在)
今回は、今の紅葉の時期真っただ中の時期に行くと良いと聞いていた、社山に、初めて行ってきました!
息を切らして長い階段や坂道を登り、青い中禅寺湖が見えた時、思わず「すごい!」と声をあげてしまいました。話には聞いていたのですが、実際の眺めにとても感動しました。
中禅寺湖周辺の紅葉はあと一息!といった感じで、これからさらに色付きが進みそうです。しかし、今の段階のオレンジがかった山肌や、目立ってきた八丁出島の赤や黄色の彩りは、すでにとてもきれいでした。
足尾方面の山肌には、赤や黄色が点在している様子が見られ、こちらも絶景でした。
山頂からの景色はどうなんだろう・・・と楽しみにしながら、がんばって1826.6mの山頂まで行ったのですが、山頂付近には霧がかかっており、景色を見ることはできませんでした。
霧が出ていなければ、足尾方面の景色が見えたと思います。
今回は、歌ヶ浜駐車場から中禅寺湖南岸を阿世潟まで歩き、そこから阿世潟峠に登って社山を目指し、折り返して同じルートを戻ってきました。コースタイム5時間10分の健脚向けコースですが、社山へのルートはまさに、これから良くなってくる中禅寺湖畔、見頃になっている足尾側、そして周りの木々の紅葉を満喫できるスポットの1つだと思います。ぜひ、社山に登って紅葉を楽しんでいただけたらと思います。
実は今回楽しめたのは、周りの景色だけではありません!中禅寺湖の南岸を歩いていたとき、いろいろな香りが漂ってきたのです!
その中の甘い香りの正体は、カツラの落ち葉のものだとわかっていたのですが、他の香りの正体はわかりませんでした。おそらく落ち葉の香りだろうと思ったので、落ち葉を拾って匂いを嗅いでみると、ある葉っぱから、カツラの甘い香りとは違う良い香りがして、驚きました。
それは、ヒトツバカエデの落ち葉だったのです。これは私にとって新しい発見で、うれしくなりました。
きっと他にも、良い香りがする落ち葉がたくさんあるかもしれません。これも秋の楽しみの一つなのではないかと思います。ぜひみなさんに、奥日光の紅葉も落ち葉の香りも、目いっぱい楽しんでいただきたいです!(み)
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■企画展情報
『奥日光の紅葉展』 11月24日(月)まで開催中
紅葉の仕組みや奥日光の紅葉する樹木の紹介、奥日光の紅葉スポットを紹介しています。紅葉散策へ出かける前にぜひお立ち寄りください。
奥日光各地の紅葉の最新情報をチェック!!
■イベント情報
『紅葉のいろはフルコース』
10月19日(日)9:00~15:30
場所:(午前中)日光自然博物館 (午後)日光博物館~八丁出島~阿世潟~イタリア大使館別荘記念公園
奥日光の紅葉をあの手この手で体感する満喫ツアーです。