こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■今朝の奥日光 3℃(博物館周辺 9:20現在)
今回は、いろは坂を降りて『日光植物園』と『霧降滝』へ行ってきました。
全体で見れば紅葉は終わりを迎えていますが、カメラで切り取ると・・・
日光植物園 (東京大学大学院理学系研究科付属植物園 日光分園)
まだ綺麗に見られる所もあります。
さて、日光植物園に入ってみると、暖かい頃に見られた多くの草花などが枯れ、園内の通路はまさに『秋の散歩道』。
夏の間あんなに生い茂っていた植物はどこへ行った?と不思議に思ってしまうほど、すっきりした印象に変わっていました。
散策していると、ふわふわと綿毛が飛んでいます。その下には種がついていました。
枯れて死んでしまったように見える植物の命が、「種」という形に姿を変えている・・・!!
そう思うと、植物はすごい変身をしているのだなと感心してしまいました。
秋の柔らかい光と静けさと、そして姿を変えつつある植物で本当に良い雰囲気でした。
紅葉の人が多い時期には味わえないゆったりとした時間が流れているようです。
「日光植物園」は今月11月30日までの開園となっていますので、お越しになる方はお早めに!!
続いて、もうひとつの目的地である「霧降滝」へと向かいました。
紅葉が終わって葉が落ちた分、滝がはっきりと見えるようになってきました。
滝から少し視線をずらすと・・・
「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる規則的な岩の割れ目も見えてきて、紅葉の季節に見る滝とは印象がガラッと変わります。
ちょっと前まで紅葉で混雑していた人も少なくなってきたので、ゆっくり見ることができました!
観瀑台に一人になった時間帯もあり、霧降滝を独り占めです。贅沢な時間でした。
ちょっと前までは見られなかったものが見られたり、季節によって全く違った景色が見られるのも日光の良い所です。
決まった季節だけしか来たことがない方は、ぜひ他の季節にも日光を訪れてみて下さい。
必ず新しい発見ができると思います! (玉)
————————————————————————-
■企画展情報
『奥日光の紅葉展』
11月24日(月)まで開催
紅葉の仕組みや奥日光の紅葉する樹木、奥日光の紅葉スポットを紹介しています。開催期間も残りわずか!ぜひお早めにお越し下さい!
■イベント情報
『オオワシ・オジロワシをさがそう!2014』
11月22日(土)場所:千手ヶ浜
12月13日(土)場所:中禅寺湖畔ボートハウス
バードウォッチング初心者の方でも大歓迎のイベントです。詳しくはコチラをご覧ください。