日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2015.11.20
新・山の上からこんにちは vol.135

 

こんにちは、日光自然博物館です。

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、

カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

■ 今朝の奥日光は6℃ (博物館周辺 8:00時点)

例年であれば湖畔から見える白根山の頂上付近には、雪が積もっている様子がしっかりと見えますが、まだ谷の所にわずかに積もっている程度。

博物館周辺も山の方などから飛んでくる雪、「ふっかけ雪」も来ていません。今年の奥日光の晩秋は少し暖かいようです。

 

今回は中禅寺湖南岸を歩いてきました。(歌ヶ浜~狸窪)

11月中旬ごろから徐々に観光に来られる方も減り、静かになってきた奥日光ですが、水辺には水鳥、木々にはマヒワやツグミなどの冬鳥の姿も見られました。

また、湖畔にはシカがお食事中。

水草などをせっせと食べていました。

色んな動物に出会えた中、今回、私が最も心奪われた動物が・・・・・

 

ニホンザルです!しかも群れで30頭近くはいたかと思います。毛づくろいをしてもらっているサル、落ち葉をかき分け何かを食べているサル、木の皮を食べるサル

 

そして遠くでは遊んでいる子ザルもいました。

 

 

こんな機会はなかなかない!しばらく距離を置いて観察していると、あるオスザルがメスザル言い寄っている姿が。

雰囲気も良い感じでこれはカップル誕生か!?と思いきや・・・

遠くから大柄のオスザルが突然走りだし、「ゴッゴッ」と声を出しながらオスザルを追い払ったのです!!

 (残像ですいません・・・。)

悲鳴をあげながら必死に逃げまわり、何とか見えるくらいの距離まで離れると、

先ほどの位置にもどって、大きなあくびを一つして毛づくろいを始めました。

毛づくろいや子ザル達の遊ぶ姿は微笑ましくありましたが、必死に食料を探す姿、弱い者が虐げられてしまった姿を見ると、自然の厳しさを感じずにはいられません。

博物館周辺によくいる、お土産などの食べ物を持ていってしまうサルの姿を見慣れてしまっている私にとって今回見た光景は新鮮に感じてしまいました。

野生の動物が生きるために、子孫を残す為、活発に活動する姿に偶然出会えた時のとても熱い気持ちになります。

これからも、自然の中で、木の実や木の皮、自然の食べ物を頬張るサルの姿を見ることができたら良いなと強く思いました。(岩)

 

自然体験イベント情報 ☆

平成27年11月 21日(土)   「オオワシ・オジロワシをさがそう2015~千手ヶ浜編~」

※締切り本日まで

平成27年12月 12日(土)   「オオワシ・オジロワシをさがそう2015~中禅寺湖畔ボートハウス編~」

→12月11日締切

 

■ 企画展情報

平成27年9/5(土)~11/23(月)

 「あいらぶ写真展」 

 「ポスターで見る奥日光紅葉展」

平成27年11/28(土)~平成28年1/24(日)

 「干支展 日光のサル」