こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■ 今朝の奥日光は-5℃ (博物館周辺 8:00時点)
最近暖かい日が続いていた奥日光。今回は、竜頭滝上から中禅寺湖の北岸を、博物館まで歩いてきました。
時折開ける湖畔の景色や、波の音を楽しみながら歩ける、気持ちの良いコースです。
歩道には雪はなく、そのためカエデなどいろいろな木の落ち葉、ハンノキの仲間やブナの実などがたくさん落ちているのが見えました。
中にはこんなものも、たくさん落ちていました。
ちょっと、スライスされた乾燥シイタケを茶色くしたものみたいに見えませんか?
実は小さいころ、私はこれをキノコだと思って遊んでいました。
しかし、実は・・・ウラジロモミのまつぼっくりが、芯を残してバラバラになったもので、「種鱗」と呼ばれています。それを知ったときは、驚きました。
↑ 種鱗がバラバラになって、残ったウラジロモミのまつぼっくりの芯
種鱗には、羽のついた種が2個ついています。種鱗がバラバラになるのはモミの仲間の特徴で、実はそのことによって風で種を飛ばしやすくしているんです。
植物は子孫を残すためのいろいろな工夫をしています。そんな工夫を知ることも、とてもおもしろいと思いました。そんなことを考えるきっかけになった散策でした。(み)
■ 自然体験イベント情報
平成28年 1月23日(土) 「奥日光いきものつながり調査会season5④~冬だ!スノーシューをはいて湯ノ湖でいきものつながり!!~」(1月16日 締切)
平成28年 1月24日(日) 「ちびっこスノーシュー2016」 (1月17日 締切)
平成28年 1月31日(日) 「親子で雪の運動会2016」 (1月21日 締切)
平成28年 2月6日(土)湯元周辺/2月20日(土)光徳周辺/2月27日(土)湯元周辺 「スノーシューで雪の森へ!2016」 (各開催日10日前 締切)
■ 企画展情報
平成27年11/28(土)~平成28年2/14(日) 「干支展 日光のサル」