日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2016.02.12
新・山の上からこんにちは vol.146

こんにちは、日光自然博物館です。

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

■ 今朝の奥日光は-2℃ (博物館周辺 8:00時点)

私には、毎年冬になると無性に行きたくなる場所があります。

それは、「幻の湖」とも呼ばれる、蓼ノ湖(たでのうみ)。

 
(2014年6/1、湯元源泉~小峠の夏道より撮影)

金精道路を挟んで湯元の北にあるひょうたん型の湖で、
ササが雪に覆い隠される冬にしか近づくことができません。

急斜面も多く、スノーシューを上手く使いこなさないと、たどり着くのはちょっと大変。

時には爪先立ちで10分近く上り続けるなど、
湯元源泉からの片道約40分間だけでも、かなりいい運動になります。

それでも、3年前に一目惚れして以来、何度も通っているお気に入りの場所。
実は今月も2週続けて出かけてしまいましたが、


2/4 9時ごろ。
ゴジュウカラやコゲラが鳴き交わす中、陽を受けた湖面がまぶしい!


2/9 13時半ごろ。
雪がしんしんと降り、沢の水音だけが響く、まさに秘密の湖。

・・・と、訪れる度にその表情は違い、何度行っても「いいなぁ」と思ってしまいます。

今回は雪が強まったこと、午後であったことから滞在時間は短めでしたが、
皆さんも装備を整え、スノーシューの使い方をしっかり練習して、チャレンジしてみてください。

「もっと手軽に、スノーシューを履いてみたい!」という方には、
この土日、13・14日に開催される「中禅寺温泉カマクラまつり」がおススメです。

去年の様子はこちら

カマクラに関わる体験はもちろん、スノーシューを無料で試し履きできるコーナーもあるのです!
会場は華厳滝に最寄りの華厳第二駐車場の目の前で、博物館のスタッフがお手伝いします。

今週末、あなたもスノーシューハイキングの第一歩を踏み出してみませんか!?

チラシはこちら

会場図はこちら

 

おまけ:空が青いなぁ(クリックで大きくなります)

 

(T-村)

 

■ 自然体験イベント情報 

  平成28年2月27日(土)
  「スノーシューで雪の森へ!2016
   開催場所:湯元スノーシューコース周辺
   締め切り:1月17日(水)必着(翌日抽選を行います)

    平成28年 3月20日(日)
  「Let’s go!しかしかハイキング
   開催場所:日光自然博物館およびその周辺
   締め切り:3月13日(日)必着

 ■ 企画展情報 

  平成27年11/28(土)~平成28年2/14(日) 「干支展 日光のサル」
   平成28年が申年であることに因み、生きものとしてはもちろん、文化的、
   社会的など、様々な視点でサルを取り上げます。

  平成28年2/20(土)~平成28年5/8(日) 「関本平八展 ~植物研究の先駆者に続け~」
   栃木県植物総覧を作成した関本平八氏の遺志を探るとともに、
   奥日光の植物にも目を向けます。