日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2016.10.28
新・山の上からこんにちはvol.183

こんにちは、日光自然博物館です。

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館の

イベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

■ 今朝の奥日光は 7℃ (博物館周辺 8:00時点)

今回は中禅寺湖の紅葉を見てきたのですが、歩くことが苦手な人でも簡単に紅葉を楽しめる、モーターボートに乗りました。

団体だと大型の機船に乗る方が多くなっていますが、数人であればモーターボートに乗るのももう一つの楽しみ方です。

「紅葉が綺麗なところを見たいです。」と運転手さんにお願いし、中禅寺湖の東、松ヶ崎や八丁出島、イタリア大使館がある

南側を見ることができるコースを約1時間、湖上から見て綺麗な場所を近くで、そして遠くから眺めました。

紅葉で有名なのは八丁出島の方ですが、松ヶ崎も負けず、劣らずという感じで赤や黄、オレンジなどの色が混じり合い、

とても色鮮やかな景色となっていました。

 

【松ヶ崎】

もちろん松ヶ崎や八丁出島だけが綺麗だったということもなく、秋色の湖畔が移動中ずっと目に映り、

南岸のデコボコな地形に様々な紅葉樹が生えているのだということを改めて感じさせられました。

 

【八丁出島】

また、アナウンスではなく運転手さんと話をしながら景色を楽しむことができ、今回は見ることができませんでしたが、

シカが出やすいポイントなども教えていただき、次回その場所をチェックしたくなる遊覧となりました。

 

紅葉以外にもトビがたくさんおり、くるくると優雅に飛んでいたトビが突然水中に向かって一直線に急降下し、

鋭い爪のある足で何かを捕まえるという野性味あふれる、生と死の現場を目撃しました。

その姿はまさに肉食性の鳥、猛禽類の凛々しさやカッコよさがありました。

 しかし、よく見るとトビのくちばしには食べることのできる獲物、ではなく落ち葉がくわえられており、

あれ食べれないぞ?と首を傾げキョロキョロとしている姿は獲物に向かって行く猛禽類のカッコよさはどこかに行ってしいましたが、

このおっちょこちょいなところがトビの良さな気がしてほほえましくなりました。

 

※モーターボートに乗るときの注意

この時期はとても寒くなっています。乗船時は風の通しにくい上着やダウンなどの厚手の防寒着を着用し、

寒さ対策を万全にすることで気持ちの良い遊覧となります。

(Rin)

 

■ 自然体験イベント情報

★「奥日光星ふる夕べ」 平成28年11月 6日(日)  〈当日16:30まで電話受付〉
中禅寺湖畔で星空観察 まったり過ごす秋の夜 

★「オオワシ・オジロワシをさがそう2016 ~千手ヶ浜編~」平成28年11月23日(水・祝日)〈 締切り11/22〉

★「オオワシ・オジロワシをさがそう2016 ~ボートハウス編~」〈締切り12/9〉(土)

 冬の中禅寺湖に渡来するオオワシ、オジロワシを探しつつ色々な野鳥を楽しんじゃう初心者大歓迎のバードウオッチングイベントです。

■ 企画展情報

 ◆ 「あいらぶ写真展」  平成28年9月10日(土)~11月20日(日)
   県内のプロ・アマ写真家の方々による写真展です。

 ◆ 「秋のポスター展」  平成28年9月10日(土)~11月20日(日)
   B1(728×1030mm)の大型ポスター約20点で、奥日光各地の美しい紅葉をご紹介します。