こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館の
イベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■ 今朝の奥日光は -6 ℃ (博物館周辺 8:00時点)
先週から本格的な雪が降り、奥日光らしい冬景色が楽しめるようになりました。
この時期はどこに行っても、素晴らしい雪景色を楽しめる事ができますが、今回は私がオススメしたいビュースポットの一つの小田代展望台を目指して歩きました。
コース{三本松駐車場~赤沼~小田代歩道~小田代原展望台~小田代原(西側)~泉門池~戦場ヶ原(北側)~光徳入口~三本松駐車場}
コース上での積雪量は4,50cm程度。スノーシューやクロスカントリースキーの跡がありましたが、しっかり雪が踏み固められていた為、スノーブーツのみで歩くことができました。
今回は天気や雪質などコンディションに恵まれていましたが、一度天気が悪くなると道や踏み跡もあっという間に見えなくなってしまう事もあります。歩く際は事前に天候等の確認と万全の装備をお忘れなくお願いします。
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小田代展望台へ到着。
青空と雪化粧にほどこされた、日光連山を背景に小田代原を楽しむことができました。目をしっかりと開けていられないほどに眩しい銀世界の小田代原とその真ん中に立っている「貴婦人」と呼ばれているシラカンバの姿は心奪われます。
特に冬は貴婦人に限らず、美しい白い樹皮のシラカンバがあるだけで森が華やかになります。
寿命は80年前後と言われ他の樹木より短めで、華奢で可憐な姿はまさしく「美人薄命」を思わせます。また、シラカンバは日当たりの良い環境を好む陽樹というタイプの木で、奥日光では長い間に陰樹のミズナラへとって変わり、シラカンバは消えていきます。そう思うと、包容力のある母親的存在にも感じられてしまいました。
静かな雪の森で感慨にふけながら散策を楽しむ事ができました。
(岩)
■ イベント情報
★「スノーシューで雪の森へ!2017」
①平成29年2月4日(土) ②平成29年2月18日(土) ③平成29年2月25日(土) 〈各回10日前締切〉
今年も雪深い奥日光の森へ冬ならではの「楽しい」をたくさん見つけに行きます。
★「雪上ナイトハイキング」 平成29年2月4日(土) 〈1月25日(水)締切〉
雪の森の楽しさは昼間だけにあらず!夜ならではの楽しさを見つけちゃう日光自然博物館「初」のこころみです。
■ 企画展情報
◆「干支展 奥日光の野鳥たち」 平成28年11月26日(土)~平成29年2月12日(日) (休館日を除く)
平成29年はトリ年!この企画展で、野鳥の世界にどっぷりはまっちゃうこと、まちがいなし!?