日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2017.02.03
新・山の上からこんにちは vol.196

こんにちは、日光自然博物館です。

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館の

イベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

■ 今朝の奥日光は -4 ℃ (博物館周辺 8:00時点)

 

今回は雪に覆われた刈込湖・切込湖に向かう道の途中にある小峠にスノーシューをはいて行ってきました。

温泉のわき出る源泉から急な坂道を上りきって金精道路に出た後はいつもとは違う道を行きます。

金精道路と小峠の間にある蓼ノ湖に向かう道です。夏場は背の高いササが茂っているので通れませんが、雪がたっぷり降ってササが埋まると通れるようになるまさに冬限定の道なのです。

 

普段は行くことができないうえに夏道からはほんのちょっと見えるだけの蓼ノ湖。

そんな湖の畔まで近づくことができてその場には私一人。まるで湖を独り占めしているような特別な気分になりました。

蓼ノ湖からふと視線を外すと、今度はたくさんの雪玉が雪面に転がっているのが目に留まりました。

 

どうやら雪まくりという現象のようで、木の枝から落ちた雪が斜面をコロコロ転がってできるのだそうです。

枝から落下した雪が童謡の歌詞のようにコロコロ転がっているのかなと想像すると、なんだかかわいらしく思えますね。

蓼ノ湖をあとにして森を歩いて小峠に到着すると、そこには1つの丸と2つの棒を組み合わせたような今まで見たことのない奇妙な足跡が残されていたのです!

 

はじめは「なんだろう?」と思いましたが、ノウサギの足跡であることを思い出しました。

ノウサギはジャンプしながら移動するので変わった足跡になることは知っていましたが、本当にそうなっていたので思わず「おおっ!」と声が出てしまいました。

 

今回私が歩いたコースはいわゆる上級者向けのコースです。歩く場合にはコースの取り違いに十分気を付けて、できれば一人ではなく経験者の方と歩くようにしてください。(はる)

 

■ イベント情報

   ★「スノーシューで雪の森へ!2017
   ①平成29年2月4日(土) ②平成29年2月18日(土) ③平成29年2月25日(土) 〈各回10日前締切〉
   今年も雪深い奥日光の森へ冬ならではの「楽しい」をたくさん見つけに行きます。 

★「中禅寺温泉カマクラまつり2017」 平成29年2月11日(土)~12日(日)

  冬だからこそホットで元気なカマクラまつり!!    

 「カマクラをつくろう」や星のイベント婚活イベントなど、今年も内容盛りだくさんで開催します!!

 ■ 企画展情報

◆「干支展 奥日光の野鳥たち」 平成28年11月26日(土)~平成29年2月12日(日) (休館日を除く)
平成29年はトリ年!この企画展で、野鳥の世界にどっぷりはまっちゃうこと、まちがいなし!?