またまた新人スタッフ3人組(足立、阿部、松下)で小田代原へ研修に行ってきました!
15日(土)の天気は、朝から曇り時々晴れで正午あたりにぽつぽつと雨が降り始めました。
下の写真左に見える一本の白い木はシラカンバといい、このシラカンバは通称「小田代原の貴婦人」と呼ばれているそうです。
美人ですね~。まだまだ寒いこの季節、一人だけ佇んでいる姿に哀愁が感じられました。
小田代原の木道です。圧雪の状態です。多いところでは、30㎝以上積もっています。
防水性の靴やスパッツ等、冬道対策が必要です。(あ)
小田代ヶ原の木道(西)を歩いていたら、「ザサッ!」っという音が薄く雪が積もっている辺りから聞こえました。
なんとその正体はキツネでした。私は恥ずかしながら野生のキツネを初めて見たので興奮が冷めやらず、
駆け寄ると走り去ってしまい森の中に消えていきました。貴重な体験でうれしかったです。(足)
キツネのような大きな野生動物にはそう簡単に出会うことはできません。
しかし春の訪れを感じさせてくれる、小さな生き物との出会いもありました。
↑↑シラカンバの樹液を吸汁するエルタテハ(撮影:仲)
時々顔を出した太陽のおかげか、冬越しを終えた個体がちらほら見られました。
このチョウは幼虫時代はシラカンバやハルニレなどの葉を食べて育ちます。
もしかするとこの個体はこの木の葉を食べて育ち、故郷に帰ってきた・・・・・のかもしれません。
足元に目を向けると・・・・
こちらは小田代ヶ原の木道上を歩いていたツチハンミョウの仲間。
なかなか変わった形をしています。そっと手を差し出してみるとなんと乗ってきました。
なかなかきれいな虫ですが、きれいなバラには棘があるということわざの通りこの虫にも毒があります。
攻撃性のないおとなしい虫ですが、身の危険を感じると毒が含まれた体液を出します。
皮膚につくと炎症を引き起こしますので不用意に手を出して脅かさないように御注意下さい。
山道などでのそのそと歩いている姿を見掛けたら是非暖かく見守ってあげて下さい。
小田代原にも着々と春の足音が近づいています。生き物たちも次々と元気な姿を見せてくれています。
残雪対策を万全にして是非お越しください。素敵な出会いをお祈りしています。(松)