奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■ 今朝の奥日光は-1 ℃(博物館周辺 8:00時点)
今回は私たちのガイドでも使う定番コース、湯滝から戦場ヶ原を抜け赤沼へと至るコースを歩いてきました。
歩き慣れていたコースだったのですが、今日はいつもと違った楽しみ方をすることができました。
新雪をしゃりしゃり踏みながら湯滝の観爆台下に降りていくと何やら真っ白いものが落ちていました。
近くで観察してみると霜でした!
ウニ状のものや松の葉状のものまで初めて見るものばかりでした。
さらに歩みを進めると次はこんなものが・・・
ガラス細工のサンゴか?!と見間違えるほど美しく立派な霜柱でした。
都会でも見られますが、ここまでのものは初めて見ました。
しばらくそんな雪景色を楽しんでいると小さな足跡を見つけました。
しめた!と思い、どんな生き物が残したものか調べるため周りを見渡すと・・・。
犬よりもほっそりとした肉球、ファッションモデルさながらの一直線へ進む独特な歩き方から見て キツネだろうと判断しました!
さらに足跡の動きにも注目。このキツネは途中まで沢沿いに出ようとしていますがクルっと一回転してまた木道に戻ってきています。戻る際、立ち止まり辺りを伺ったような形跡もあります。
そして足跡をたどっていくとなんとフンが落ちていました!
おそらくこのキツネは用を足すために警戒して、しきりに行先を変えていたのかもしれませんね。
今回は積雪によって普段では見られないものや生き物たちの暮らしぶりを想像することができました。
グリーンシーズンでは数え切れないほど歩いたルートでしたが新鮮に歩ききることができました。
何度もお越しになった方々もまた新しい視点で奥日光を歩かれて見てはいかがですか?(足)
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