奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今回は日光湯元スノーシューコースの一つ小峠コースを歩いてきました!
夏では見られない蓼ノ湖(たでのうみ)という湖とその森の中を歩くことができるおすすめのコース。
湯元の源泉がこの小峠コースの入口(奥に見える看板あたり)です。
なんだか癖になりそうな硫黄の匂いを嗅ぎながら雪で埋もれたササっ原の階段を上がっていきます。
途中、好奇心で吹きだまった雪に手を突っ込んでみると肩まで丸々埋まってしまいました。
階段を上りさらに真っ白い森の中を進んで行くと、
至る所にぽっこり盛り上がった怪しげな雪の洞窟を発見しました。
不思議に思いその入口を観察してみると、どうやら大きな石の上や倒木に雪が冠雪し山型に、それが風や溶けた水などの影響でぽっかり口を開けているのだろうと推測しました。
蔵王では立派な樹氷のことを「スノーモンスター」と呼ぶそうですが、私にはこの洞窟たちがまるでゲームに出てくるモンスターの住み処に思えました。
その他にもチョコボールのようなムササビのフン(写真左)やそのフンと見間違えそうなキハダの実(写真右)があたりに落ちていました。
そうして道草をしているうちに遠くでひときわ輝く光が!蓼ノ湖(たでのうみ)に到着です!
湖は7割ほど結氷が進んでいるようですね。
ふう~と息をつこうとすると湖で動くシルエットが!
カモ・カモ・カモです!
マガモ、コガモ、ホシハジロが一羽ずつこの湖を占領していたようでしたが、人の気配を気にしてか、ホシハジロ以外は飛び立ってしまいました。
そのホシハジロはかなり近くによっても居座ってくれたので、この大サービスに甘えてじっと観察してみると・・・
しきりに潜水していました!
ホシハジロは水の中に潜りごはんを食べるカモなので、どうやら水中の水生植物や魚などの動物質のものを食べていたようでした。しかし、何度くちばしを覗いても食べ物を確認できなかったので次回にリベンジです。
今回はこの季節だから見られる景色・ものがたくさんありました。寒さのあまり行動に移しにくいこの季節ですが一歩踏み出してみると素敵なことに巡り合えるかもしれませんよ?(足)
◆ イベント情報 ◆
平成30年1月27日(土) 10:00~12:00 〈〆切:1月17日(水)〉
〆切:1月24日(水)に延長しました!(先着順)
ちびっこゆきんこ元気っ子!スノーシューにチャレンジだっ!!雪の世界でいっぱい遊んじゃおう!!
平成30年1月28日(日) 10:00~12:45 〈〆切:1月17日(水)〉
応募は締め切りとなりました。たくさんのご応募ありがとうございました。
冬も大運動会でぽっかぽか!真っ白な雪をけちらしちゃえ!!
平成30年2月 ①3日(土) ②10日(土) ③24日(土) 10:00~14:00 〈〆切:各回10日前〉
初心者も経験者も大歓迎!まだ知らない世界を求めて、スノーシューを履いたら白き森へGO!
平成30年2月3日(土) 19:30~21:00 〈〆切:1月31日(水)〉
「暗闇」+「雪」=新体験!? スノーシューを履いて、いざ夜の森へ!!
◆ 企画展情報 ◆
平成29年11月25日(土)~平成30年2月11日(日)※月曜休館(祝日の場合は翌日)
イヌの仲間のキツネやタヌキ、星座のイヌなど、いろいろな“イヌ”をご紹介★