3/11(日)に29年度の博物館主催イベントの締めくくりとなる、観察会「感じて学ぼう!奥日光のいきものつながり」が行われました。
「JTB地球いきいきプロジェクト」との連携イベントで、計26名の方に参加していただきました。
テーマは「いきものつながり」。つまり「生物多様性」を奥日光の生き物たち(やその痕跡)を通して知ってもらいます。
またイベントは2部構成で、午前の部は博物館周辺でのフィールドワーク
せっせと、食事のために木から木へ移動するコゲラやシジュウカラといった野鳥を探してみたり
雪上に残されたシカの足跡やフンをじっくり観察してみたり
他にもササなどの植物やキノコといった、いろんな生き物たちがこの奥日光で暮らしているんだと実感してもらいました。
そして午後の部は博物館内でのスライドレクチャー
レクチャーの内容は午前の部で見られたものも交えながら、さらに理解を深めていくといったものでした。
奥日光には湿原・川・森林など、さまざまな環境があり、そこにいろんな生き物がいて互いに関わりあって生きています。
そのバランスが崩れてしまうと(今回はシカの問題などを例に挙げ)、ある生き物たちがいなくなってしまう可能性さえあるのです。
そうならないためにも、生き物の一員である私たち人間が他の生き物たちにどんな影響を与えているのか常に考えなければなりません。
今回のイベントでいきものつながり、生物多様性について興味を持っていただけたらと思います。(足)