奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■ 今朝の奥日光の天気は雨、気温は20℃(博物館周辺 8:00時点)
今回は、戦場ヶ原で開花の情報が入っているアケボノソウという花が、実際どんな状況なのか確認するため戦場ヶ原を歩いてきました!赤沼から戦場ヶ原を通り湯滝に抜けるコースを、途中の泉門池前の小田代原に分岐する道に入り、小田代原に抜けて歩きました。
戦場ヶ原の小湿原のところまで行くと、点々とアケボノソウが咲いていました!
白いお花でとても綺麗!花の先に黒い斑点があり、その斑点を星に見立ててアケボノソウという名前なのだそうです。
小湿原からもう少し湯滝側に木道を進むともう一つ水溜りのある場所があり、そこではさらに多くのアケボノソウが!
こちらの方が背も高めで凛々しく咲いていました!
そしてアケボノソウの下に違う種類の小さなお花が群生していました。(写真↓)
これはアキノウナギツカミという名前のお花。この花の茎には下向きの小さな棘が無数に生えていてざらざらしています。
この茎を使えばヌルヌルのウナギも掴めそう、ということからこの名前なのだそうです。
植物の名前にはよく他の植物や動物の名前が付けられているものが多くあります。
その植物や動物の特徴にちなんで名前が付けられていたりしますので、
由来を調べてみると花を覚えるポイントを知ることができたりして楽しいです。
更に木道を進み、泉門池までは行かず手前に小田代原に抜ける分岐があり、そこを進んでいきます。(写真左)
小田代原北側のゲートに到着。ゲートを通り中へ。(写真右)
木道を進んでいくと、途中にイタドリが咲いていました!(写真右)
小さな花が星のようできらきらしています!
ずっと歩いていくと、小田代原の貴婦人、シラカンバが見えてきました。
実は、このシラカンバと男体山を一緒に見られるポイントがあるんです。それが上の写真です。
写真ではこのポイントをお伝えしづらい…ということで、ぜひ探しに来てみてください!
最後にバス停から入ってすぐの小田代原全体の様子を見て今回は終了。
枯れ始めている草たちが何となく草紅葉っぽいような?ですが草紅葉にはまだまだです。
現在の小田代原では、キオンやシロヨメナ、アキノウナギツカミなども見られます。
今回歩いたコースは、秋口の戦場ヶ原と小田代原を見られて、帰りは小田代原のバス停から低公害バスに乗り15分ほどで赤沼に戻れます!一石二鳥ですね!ぜひこのコース使って戦場ヶ原と小田代原を同時に楽しんでみてはいかがでしょうか?(hori)
◆ イベント情報 ◆
平成30年8月毎週土・日曜日 【当日受付制・各回当日の5分前〆切】
午前の部 9:55~11:00 午後の部 12:55~14:00
平成30年8月毎週金曜日 19:45~21:15【事前申込制・各回当日の16:00〆切】
平成30年8月毎週土曜日 19:45~21:15【事前申込制・各回当日の16:00〆切】
◆ 企画展情報 ◆
★ 「奥日光フライフィッシング 東京アングリング・エンド・カンツリー倶楽部の記憶」
国際避暑地・奥日光はフライフィッシングの聖地!
かつて釣人たちが実際に使用した釣具をはじめとする展示品から、フライフィッシングの歴史を辿ります。
平成30年7月14日(土)~平成30年9月2日(日)