今年度も毎年恒例の宇都宮大学森林科学科のインターンシップ受け入れをしています。
当記事は実習の一環として自然情報収集・発信作業を行っていただくものです。
では、どうぞ!
こんにちは~!
今日は雨の降る中、西ノ湖へ向かいました!
秋が深まりちょっと肌寒く感じます。
道中様々な発見がありましたので皆さんにご紹介したいと思います!
カラマツ林の下層に白い小さな花が沢山咲いていました。
これはシロヨメナと言って、たいへんかわいらしい花!
なのですが…
この花はシカの不嗜好性(好んで食べない)植物です。
これが沢山咲いているということは、シカが他の植物を食べつくしているということになります。
綺麗な白い花にも、このような背景があるんですね…。
続いて、秋の訪れを感じる実を発見しました!
こちらはズミの実です。
サクラやリンゴと同じバラ科に属しています。
実はサクランボに似ていますが、種はリンゴ🍏の方が近いです。
こちらはヤマブドウです。
ヤマブドウはツル植物で、木に絡みついて育ちます。
昨日の台風で実が地面に落ちていました。
実の見た目は美味しそうですが、植物を守るために観察するだけにしましょう♪
さらに、足元にこんなもの見つけました!
この青みがかった木のかけらは、ただの腐った木ではありません!
緑青腐菌(ロクショウグサレキン)によって木が分解され、このような鮮やかな緑青色に染まります。
大変珍しいもので見つけるのは困難ですが、皆さんも足元をよく見て探してみましょう!
とても綺麗ですよ♪
さぁ!西ノ湖に着きました~!
西ノ湖は水位の上下が激しい湖なのですが…
本日は雨により、満水状態でした!
湖畔に近い木の根まで水が迫っていました。
霧もかかっていて、とても幻想的な風景ですが、
雨の日に周囲を散策する際は長靴などを履いて足元にお気を付けください。
ちなみに、水位が低い日の西ノ湖の様子がこちらの記事にありますので、よかったらご覧ください。
(宇都宮大学森林科学科3年 久保田、高野、中川)