日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

    2018.09.11
    いざ!!西ノ湖へ!!~生きもの編~

    続いて、生きもの編をお届けします。

     

     

     

    西ノ湖の道の途中、小さな不思議なムシを発見しました!

     

    その名も、ジュウジナガカメムシ!!

     

     

    名前の通り成虫の羽の模様が十字になっています。

    また、よく見かけるカメムシより細長い事が特徴です。

     

     

    しかし、幼虫の時は羽がなく十字模様がありません。

    イケマというガガイモ科の植物を好み集まっていました。

    小さくても、とても目立つ見た目をしているので、この葉っぱを見つけたら探してみるのもいいかも♪

     

     

     

    再び歩き始めて、アズマヒキガエルを発見しました!!

    学名はBufo japonicus formosus

    意味は、美しい日本のヒキガエルです。確かに、かっこいい顔立ちをしています!

     

     

    どうですか?ハンサムですよね♡

     

    オタマジャクシから変体したすぐは小指くらいの大きさですが、このカエルの大きさになるには5年くらいかかります。

    カエルって結構長生きな生きものなのですね!!

     

    もし触ったら、そのあとは手を洗いましょう!!カエルの種類によっては毒があります!!

     

     

     

     

    あっ!!!!

     

    足元に注意!!!!

     

     

    枝を使って糞の中を開けてみるとドングリや昆虫が出てきました。

    雨だったので匂いはあまりしませんでしたがタヌキの糞ではないかなと推測できました!

     

     

     

     

     

     

    看板の後ろに誰かの爪痕が…

    爪痕の大きさと爪の間隔の大きさからクマだと思います!

     

     

    この先にあるカラマツの根元にはクマ剥ぎを見つけました!

    シカなら樹皮を残さず食べます。しかし、この場所は木の食べ残しがあったのでクマの仕業であると考えられます。

    とても強そうです!こんな強そうなクマには敵いません…

    出会わないためにもクマ鈴をつけるなどして人の存在を知らせてあげましょう。

     

     

     

     

    西ノ湖周辺を散策し、様々な生き物に出会ったり、痕跡を見つけることができました。

    奥日光では生き物を身近に感じることができます。

    生き物たちの自然を壊さないように、たくさんの自然と触れ合ってみてください!

     

    (宇都宮大学森林科学科3年 床井、白戸、渡辺)