日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2018.09.14
新・山の上からこんにちはvol.279

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

■ 今朝の奥日光の天気は曇り、気温は15℃(博物館周辺 8:00時点)

 

先日から開催している「奥日光のフォトスポット展」でもご紹介している金精方面へ行ってきました。

 

まずは、車でもアクセスの容易な、群馬県との県境にあたる金精トンネルの入口から。

 

 

ここは登山者向けに駐車スペースが確保されていますし、車でのアクセスが容易なので、お手軽に男体山を望めます。さらに、紅葉の時季には斜面がモザイク模様に染まる、美しいフォトスポットの1つなのです。

 

紅葉にはまだまだ早かったのですが、今ならではの楽しみ方が出来る植物もあります。

オオカメノキの虫食い跡も、透かすとキレイ!

 

 

さて、今回はトンネル入口よりもっと見晴らしの良いところを求めて、金精山を目指して行きました。

小さな石がごろごろしている道(山用語で「ザレ場」)がずっと続いていたので、いつも以上に足元を注視していたら、

 

 

美味しそうに熟れた秋の味覚を発見!

ナナカマドは誰かにかじられたような痕跡も。

 

 

しかしこれが真っ赤だと「有毒か!?」とドキドキしてしまいますね。

アカヤマタケ(可食、ただし体質によっては中毒症状も)の仲間のアカヌマベニタケかと思いますが、食べられるかどうかわかっていないようです。それでも有毒かと警戒させればOK。キノコの作戦勝ちです。

 

 

そして、片道40分ほどで、標高約2,000mの金精峠に到着!

視界が開け、湯ノ湖の全貌や、男体山の西側が見えるようになりました。

 

 

そこからさらに登ること約1時間、金精山を登頂!

中禅寺湖やその向こうの社山などの山々、そしてさらに奥の雲海に沈んだ日光市内の様子までばっちり見ることができました!

汗をかきかき、へとへとになりながら急斜面を登りましたが、そんな疲れも吹っ飛びました。

 

今回は動植物といった自然物ではなく、景色を第一目標にした取材になりましたが、こうして各スポットを巡ってみるのもステキかも……と思った一日になりました。

(山)

 

 

◆ イベント情報 ◆

 

★ 奥日光星ふる夕べ

絶好の天体観察スポット・中禅寺湖畔ボートハウスから、解説員による星の話を聞きながら満天の星空を眺めませんか。

日時:平成30年11月17日(土)19:30~21:00

申込:当日16:30まで、お電話(0288-55-0880)または博物館受付にて

料金:一律1,000円

 

 

◆ 企画展情報 ◆

 

★ 奥日光のフォトスポット展

気軽に行ける場所から一日がかりの難所まで、奥日光に点在するフォトスポットの数々を美しい写真でご紹介。

また、地元の県立日光明峰高等学校とタイアップし、写真部の皆さんの作品も展示します。

期間:平成30年9月8日(土)~平成30年11月18日(日)