日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2019.01.18
新・山の上からこんにちはvol.296

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

■ 今朝の奥日光の天気は雪、気温は-6℃。(博物館周辺 8:00時点)

 

今回はクロスカントリースキーを利用して光徳・戦場ヶ原を散策してきました。

 

なぜスキー?となりますが、現在では冬のアクティビティとしてスノーシューが主流になっていますけれど、元々奥日光はクロスカントリースキーの聖地!

また光徳周辺ではスノーシューではなくクロスカントリースキーがおすすめなのです。

 

それは起伏が少なく平坦なコースも整備されているので、自分のペースでゆったりと景色を見ながら滑りやすいからです。

また、光徳周辺のコースは距離があるので移動距離を稼げるクロスカントリースキーの方がスノーシューよりも体力を消耗せずに楽しめるのです。

では、本編に。取材日当日(1月16日am)のコンディションは晴れで、地表の雪が舞うほどの強風。コースは10キロコースの一部を滑ってきました。またコース上は連日の晴れの影響で、地肌が出ている部分も少しありました。

 

今回のコースの見どころや出来事を、とにかくたくさんあった中の一部をご紹介します。

光徳沼付近では高くそびえるカラマツの林、沼や沼から続く逆川の冬景色が楽しめます。静寂の中、時折アカゲラやカラ類の声が遠くから聞こえてきました。

 

夏には歩けない戦場ヶ原の東側では、グリーンシーズンに見られない構図でズミの林と男体山のセットが。そして道中、そのズミの実にありつこうとした生き物の足跡やフンを見つけ、生き物たちの厳寒の姿を想像して楽しみました。

人によってさまざまな楽しみ方があると思います。素直に景色を楽しむのも良し。起伏のある競技コースで滑走にチャレンジして楽しむのも良し。私の様に生き物を血眼になって探すのも良しです。ちなみに私は、最後の最後で、もふもふの毛並のタヌキに出会えたので大満足です。

 

最後に、クロスカントリースキーはオリンピック競技でもあるので、スポーツ色が強いと思われがちですが、元々は雪上の移動手段として発達したもの。初心者の方でも安心してチャレンジできます。

ぜひ皆さまも、奥日光・光徳で一味違った冬の自然散策をしてみてはいかがですか。(足)

 

○○自然体験イベント情報○○

冬の自然体験イベント、参加者募集中です! (事前申込制)⇒一部先着順になっております。

参加者特典として、日光アストリアホテルの日帰り入浴割引がついています。

 

● ちびっこスノーシュー

平成31年1月26日(土)10:00~12:00

親子対象のライトなスノーシュー体験。4歳からご参加いただけます。

● 親子で雪の運動会

平成31年1月27日(日)10:00~12:45

雪上ならではの競技でチーム戦を行ない、優勝を目指します。

● スノーシューで雪の森へ!

平成31年2月2,16,23日(土)10:00~14:30

自然解説員の案内で、一日たっぷりスノーシューを楽しめます。

● 雪上ナイトハイキング

平成31年2月16日(土)19:00~21:00

雪の森で開催するナイトハイク。動物や星空が見られるかも知れません。

● 奥日光発・セイブツタヨウセイ入門

平成31年3月10日(日)10:00~12:30

「生物多様性」や「生態系」、HOTなワードを屋内外での活動で楽しく学べます。

 

◇◇企画展情報◇◇

◆ 明治150年「地域の記憶展 明治の山峡-華厳のひびき-」

平成30年11月24日(土)~ 平成31年2月17日(日) ※休館日を除く

華厳滝に心動かされた、また滝で地域活性化を図った人々の思いが詰まった、様々な作品を展示しています。