奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
◆今朝の奥日光の気温は15℃、天気は曇り(午前8:00時点)
明日7/13(土)から、日光自然博物館内で「奥日光の昆虫展~そっとノゾキミ!虫WORLD!!」を開催します。
常時約10種の生体飼育展示を目玉に、昆虫たちの世界を“ノゾキミ”していただく企画展ですが、
今回はそこに登場する昆虫たちを実際に野外で観察するため、光徳周辺へと行ってきました。
取材当日(7/9)は曇りでしたが、幸い気温は高く昆虫たちの動きは活発。
甲虫を中心に様々な昆虫が見られる観察スポットである倒木の周りでは、
産卵のため飛んできたミドリカミキリや、派手な模様のオオトラフハナムグリのオスなど、
大小さまざま色とりどりの面々に出会えました。
少し足を延ばして、光徳沼から流れ出す逆川まで行くと、
岸に近い浅瀬では、ゲンゴロウの仲間も何種類か見られました。
特にキベリマメゲンゴロウ(写真左端)は、奥日光の他の地域では見ることが難しい種類です。
このような昆虫の豊富さは、樹種が豊富で水環境も多様な光徳ならではです。
奥日光は一部の地域で昆虫採集が規制されていますが、もちろん観察だけならどこでもできます。
生態系そのものの縮図のような昆虫たちの世界を“ノゾキミ”してみませんか!?
なお昆虫だけではなく、
ヤマオダマキやサワギクといった夏の花々も咲き進んでいますから、
一般のハイカーの方にもおすすめですよ!
(T-村)
☆☆自然体験イベント☆☆
2019年7月28日(日) 8:30~15:40 〈7月14日必着、締切迫る!(抽選)〉
隠れた名所・庵滝を目指して、森林内や水辺など、普段なかなか足を踏み入れられない奥日光の奥を探険しましょう。
2019年8月12(月振)、18(日)、25日(日)
自然解説員と一緒に昆虫の乾燥標本を作製します。
できた標本は道具一式と共にお土産に!夏休みの自由研究にもオススメです。
2019年8月2、9、16、23日(金) 全4日
生きものや星空の観察など夜ならではの楽しみが盛りだくさんのイベント。同時期開催の「戦場ヶ原ナイトハイキング」と比較して、シカなどの生きものに出会えるチャンスが多いのが特徴です。
2019年8月3、10、17、24日(土) 全4日
懐中電灯をできるだけ使わずに夜の戦場ヶ原を歩きます。
暗闇と静寂、夜行性の生きもの、星空観察などを通して夜の自然をたっぷり楽しみましょう。
★★企画展情報★★
♢ 夏の企画展「奥日光の昆虫展~そっとノゾキミ!虫WORLD!!」
2019年7月13日(土)~9月1日(日)
生体展示を中心に、奥日光に住む昆虫たちをご紹介!ノゾキミのポイントパネルや採集道具の実物展示もありますよ♪