奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
◆今朝の奥日光の気温は21℃、天気は晴れ。(午前8:00時点)
夏真っ盛りの奥日光。今回は湯ノ湖畔を一周してきました。
湯ノ湖を望みながら、木陰が続く林の道を一周するコースで、夏の日差しが照りつけるこの時期でもハイキングを楽しみたい方にはもってこいのコースです。
スタート地点
天気は晴れ。少し暑いですが風も無く、絶好のハイキング日和です。
ここからしばらく湯ノ湖沿いに林の中を進みます。
歩き始めてから、一番最初に出会ったのがこの生き物
ニホントカゲです。
特徴的な青い尻尾は子どもの証。大人になるにつれだんだんと茶色くなっていきます。逃げる姿はまるで青い流れ星のよう!
林の木陰に入ると、気になっていた暑さも無くなり、のんびりと散策することができました。
湖ではマガモが餌を採っています。
水の底の藻を餌とするマガモですが、湯ノ湖周辺のような底が深い場所だとこのように逆立ちをして餌を採ることがあります。
非常にかわいいですが、本人たちは必死なのです・・・!!
また雛を連れたマガモの姿も。
あちこちと泳ぎ回る雛にお母さん苦戦中です。
「元気に育てよ~!」と思いながら撮影に夢中になっていたさなか、ふと周囲の木にをやると、なにやら動く影が…
アオダイショウがいました。毒もなく、おとなしいヘビですが木登りが上手で、垂直な木でもおなかにある鱗をひっかけて写真のようにスルスルと登ることができます。
季節は夏、奥日光の各地ではさまざまな草花が見ごろを迎えていますが、それらに負けじと草花以外の生き物も活発に活動しています。花を楽しむ傍ら、ふと隣に目をやれば、普段見慣れた彼らの意外な一面を覗き見できるかもしれませんよ?(kobo)
☆☆自然体験イベント☆☆
2019年8月12(月振)、18(日)、25日(日)〈各回先着5組〉
自然解説員と一緒に昆虫の乾燥標本を作製します。
できた標本は道具一式と共にお土産に!夏休みの自由研究にもオススメです。
2019年8月9、16、23日(金) 〈各回先着20名程度〉
生きものや星空の観察など夜ならではの楽しみが盛りだくさんのイベント。同時期開催の「戦場ヶ原ナイトハイキング」と比較して、シカなどの生きものに出会えるチャンスが多いのが特徴です。
2019年8月10、17、24日(土)〈各回先着20名程度〉
懐中電灯をできるだけ使わずに夜の戦場ヶ原を歩きます。
暗闇と静寂、夜行性の生きもの、星空観察などを通して夜の自然をたっぷり楽しみましょう。
★★企画展情報★★
♢ 夏の企画展「奥日光の昆虫展~そっとノゾキミ!虫WORLD!!」
2019年7月13日(土)~9月1日(日)
生体展示を中心に、奥日光に住む昆虫たちをご紹介!ノゾキミのポイントパネルや採集道具の実物展示もありますよ♪