奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
今朝の奥日光の天気は晴れ、気温は-1℃(午前8:00時点)
年末に何度かまとまった降雪があり、各地で積雪が確認された奥日光。
そんな中、今回は光徳周辺を歩きました。
これからの積雪期には、スノーシューやクロスカントリースキーなど、様々な冬の遊びを楽しめます。
光徳牧場前
積雪量は多いところで30cmほど。ズボッと足が埋まる場所もありスニーカーやトレッキングシューズ単体での歩行は厳しいですが、スノーシューやスキーを楽しむにはまだ早そう。今回は少し雨も降っていたため、水が入り込まないよう長靴で歩きました。
クロスカントリーコース内には、人よりも、人ではないなにかの足跡が多く目立っていました。誰の足跡でしょうか?
足跡を辿ってみると…
足跡の途中には笹を食べた跡があったり、さらにその先では真新しいぽろぽろとしたフンが。
笹を食べた跡やひづめの形から、足跡の持ち主がシカであることが分かりました。
こちらは何もない場所での迂回跡。「気になる何かがあったのかな」と想像してみたり。
雪のおかげで足跡が残りやすい冬は、生き物の足跡を辿って暮らしをのぞき見することも楽しみのひとつです。
光徳沼周辺に差し掛かると、あたりが急に騒がしくなりました。
音の正体は、エナガとヒガラ。異なる種類の鳥たちが混ざる、「混群」を形成しているようでした。
奥日光では、エナガを先頭にカラ類からコゲラまで様々な種類が混ざることもある混群。「より多くの餌を見つけるため」「外敵をいち早く発見するため」などいろいろな説があります。鳴き交わしながら木から木へと次々に飛び移る姿はまるで小さな嵐のよう。しばらくすると、どこかへ飛び去ってしまいましたが、とても幸せなひと時でした。
他の季節と比べ、生き物たちと出会う機会が減ってしまうと思われがちな冬。生き物たちのサインや習性を知れば、身近に感じる機会はそう少なくないことに気づきます。冬遊びを満喫しながら、自然にも目を凝らせば、彼らはすぐそばまで来ているかも?(kobo)
☆☆自然体験イベント☆☆
2020年1月25日(土)
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★★企画展情報★★
2019年11月30日(土)~2020年4月19日(日)
奥日光大判風景写真展 ~鈴木克洋氏の作品から~
奥日光周辺の自然を迫力のある大型写真でご紹介致します。