16時を過ぎた小田代原。
涼しい風が吹き、日が暮れるまでの穏やかな時間が流れていました。
ホザキシモツケの花もほとんどが茶色くなり、ピンク色はごく一部残すのみとなりました。
そんな中、小さいですが秋の花が続々と咲き始めていました。
ワレモコウに留まるアキアカネ。花と共にゆらゆらと風に揺られながら休憩中…
小田代原の西側ではキツリフネの群落がまだまだきれいに見られました。
船のような形の花がいたる方向を向いてたくさん並んでいる様子は幻想的ですね。
キツリフネの蜜を狙ってか、カラスアゲハが辺りを飛び交っていました。
秋の花はホザキシモツケやノアザミのような一面を染めるような華やかさは感じないかもしれませんが、ワレモコウやアキノウナギツカミなど個性的なものが多く、奥日光の湿原を秋らしく彩っています。そんな秋の花々が楽しめる季節がやってきました。(Hori)