日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2020.11.27
新・山の上からこんにちはvol.392(11/29追記)

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

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今朝の奥日光の天気は曇り(濃霧)、気温は4℃(8:00時点)

 

先週は晴れの日が続き、奥日光では無数の星が夜空に煌めいていました。

今回はそんな晴れの日に星空観察をしてきました。

奥日光の星空観察の場所として三本松駐車場はよく利用されますが、

この日は歌ヶ浜駐車場で星空を観察しました。

 

観察を始めた17:30頃はまだ薄暗い時間でしたが、明るい星はすでに見えていました。

 

歌ヶ浜を観察場所として選んだ理由は、大きな駐車場と開けた空ということの他にもう一つ。

ここからは「北極星」が男体山の真上に位置するからなんです。

「北極星」とは、地球の自転軸が当たっている(ように見える)星のことです。

 

ここから星の写真を連続的に撮影すると、男体山の周りをぐるぐる回っている神秘的な写真が撮れます。

街明かりも写り美しい写真になるので、この角度が私はとても好きですね。

星景写真を撮られている方はぜひ撮影してみてください。

 

周りを見ていると、南西の方角に明るい星が二つな並んでるのが見えました。

これは土星と木星です。今後二つの見かけの距離は次第に近づき、

来月中旬にはすぐ隣まで近づくようですね。

興味の方は見てみてください。

 

歌ヶ浜から移動して、三本松駐車場すぐ近くの戦場ヶ原展望台から続けて観察しました。

展望台から正面の戦場ヶ原方向は西側になります。

ちょうど「夏の大三角」が低い位置に来ていました。

 

 

「え?まだ夏の星座が?」と思う方もいるかもしれませんが、

季節の星座というのは、季節ごとに見やすい位置(真上)に来ている星座をいいます。

夏の星座はすぐに沈んでいきますが、早い時間だと低い位置にまだ見られるんです。

戦場ヶ原展望台にあるイスに座って夏の大三角を見ていても、

低い位置のため首があまり疲れなくていいですね。

 

奥日光は、街明かりなど人口の光による光害が少ないため、夜空が暗くより多くの星を見ることができます。

冬の空は特に空気が澄んでクリアな空を見ることができるので、ぜひ奥日光に星空観察に来てみてほしいと思います。

お越しの際は、非常に冷え込み路面も凍結しますので、十分な防寒装備や冬用タイヤの装着など、準備を万全にしましょう。

 

(Hori)

 

追記(2020.11.29)

星空動画が完成しました!タイムラプスや星の軌跡を動画でお楽しみいただけます!ぜひご覧ください☆彡

 

 

★★自然体験イベント情報★★

 

12月には今回紹介したような奥日光で見られる星空を、自然解説員の解説付きで観察する星空観察会を3回実施予定です!

詳細については、コチラをご覧ください。(12月の星空観察会)

 

弊社では現在、いわゆる“三密”発生の防止として定員を少人数に絞ったツアーを多数企画しています。

ラインナップはコチラをご覧ください。

いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。