日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2020.12.06
「オオワシ・オジロワシをさがそう!ボートハウス編」を開催しました!

今日は初冬のメインイベントの一つ、「オオワシ・オジロワシをさがそう!ボートハウス編」を開催しました!

 

11月は千手ヶ浜編も開催しましたが、こちらではワシ達は現れず完敗…。

今回は…?

 

(写真中央のモミの木のてっぺん)

 

オオワシいました!(めちゃくちゃ遠いけど!)

実はイベント開催時間前より、対岸の中腹あたりのモミの木に止まっているのが確認できました。

私としても2年ぶりのオオワシの姿。参加者の方々とやや興奮気味にその様子を望遠鏡を覗いて観察しました。

 

次は飛ぶ姿が見たい…!思わず欲が出てしまいます。

 

しかし、そこからがオオワシとの本当の我慢大会のはじまりはじまり…。

オオワシはほぼ微動だにせず、多少頭を動かす程度。1時間後も動く気配はなく、辛抱強くじっと飛び立つのを待ちます。

 

そして今回のイベントは同じ場所でじっと待ちながら観察をするので、水鳥や普段見かけやすい野鳥の観察にも適しています。

 

(ハジロカイツブリの群れ)

 

羽繕いや採食をする姿、普段どんな風に暮らしているのかなどをじっくりと観察できるのも、今回のイベントの魅力の1つです。

 

水鳥などを観察し、さらに1時間経過。午前中には飛ばないかなと諦め始めた時。オオワシに動きが!

 

(オオワシを観察する参加者の方々)

 

頭を大胆に動かすようになり、多少羽を持ち上げて体を震わせたりと動く準備を始めているような素振りが見られるようになりました。これは飛んでくれるか!?期待に胸を膨らまして、30分経過後。

 

 

ついに飛びました!しかも、対岸からこちらにやってきます!徐々にオオワシの雄大な姿が大きくなり、ボートハウス前で旋回。

参加者の方々から「お~!」という声が上がり、感動と興奮に包まれます。

 

 

 

その後、オオワシはボートハウス近くの山の稜線に止まると、もう一度飛び立ち木に止まるを繰り返し、山の裏側へと姿を消しました。

 

今回は天気にも恵まれ、青空を背景に雄大に空を飛ぶオオワシを見ることができました。そして、一度その姿を見ると、もっと見たいと思ってしまう方も少なくはないはず。そんな奥日光の野鳥たちの魅力に気付いてもらえるきっかけになると嬉しいです。(梅)

 

(参加者の皆さま、本日はご参加ありがとうございました!)

 

 

★★自然体験イベント情報★★

 

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