奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の奥日光の天気は晴れ、気温は-2℃（8:00時点）
各地で積雪が増加し、いよいよスノーアクティビティが楽しめるシーズン到来！な奥日光。
今回は、先日10日に開通した「湯元スノーシューコース」その一つである「金精の森」コースを歩きました
当日の積雪量は80ｃｍほど。表面には降ったばかりの新雪が20ｃｍほど積もっており、足跡はほとんど消えているため、雪をかき分けながら進んでいきます。
新雪をよく見てみると、綺麗に結晶の形を保っていました。融けたり他の結晶とぶつかり壊れてしまうことが多い雪の結晶ですが、気温の低い奥日光のパウダースノーならではの光景です。
そのほか、斜面にはいくつか「雪まくり」が見られました。
風に吹かれた雪や木の上から落ちた雪が、斜面を転がり落ちて出来る自然の雪玉で、古い雪の上に新雪が薄く積もった晴れの日によく見られます。
（過去の雪まくり）
この日見つけたものは手のひらサイズでしたが、上記の写真の通り、場所や条件により30ｃｍほどに成長するものも。状態の良いものは巻いた跡もしっかりと残り、まるで雪のバウムクーヘンのようです。
新雪の日ならではの魅力をたくさん味わうことが出来た今回でしたが、そんな日こそ、より注意をしていただきたい事故もあります。
大量に雪の降った翌日などは、雪崩が起きる危険性が高まります。そうした際は、活動を我慢したり、それでも！という方は斜面の上部に注意を払い、平坦な道を選ぶなどの対策が必要です。
雪の中での活動は楽しい反面、危険も数多く存在します。
お越しの際には、情報を入手、確認の上、装備や感染症への対策など、より慎重な判断、準備をお願いします。
(kobo)
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で冬の自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。
☆☆企画展情報☆☆
「地域の記憶展・日光地域の断片映像 ～グラビア雑誌に記憶をたどる～」
期間：2020年12月12日（土）～ 2021年4月18日（日）※休館日の月曜日（祝日の場合は翌日以降の平日)を除く
約70年前の写真、映像、ニュース雑誌をめくり、中禅寺に住まう古老が思い出を語る――そんな企画展となっています。
地元民だからこそ知っている中禅寺地域の歴史に、耳を傾けてみませんか。
