奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の奥日光の天気は晴れ、気温は+1℃(8:00時点)
※この記事の自然情報は3月3日時点のものです。
博物館周辺では雪はほとんど溶けて、奥日光でも春の近づきを感じるこの頃。
昨年と比べ雪が多かった今年は、まだ湯元に雪が多く残っています。
今回は、湯元のスノーシューコース「小峠コース」の積雪状況の確認と小峠から先の刈込湖まで行ってきました。
スノーシューコース①~②の間は、ところにより階段や土がむき出しになっていました。
スノーシューやチェーンスパイクなどは、金精道路に出てから装着した方がよさそうです。
スノーシューコース②より先は、全体的に固いクラストでスノーシューがなくてもほとんど沈まず。
ただアイスバーン状態なので、急な斜面は非常に滑りやすいです。
歩くにはアイゼンやチェーンスパイクなどの滑り止めが必要です。
スノーシューコース③小峠より先はスノーシューの正規ルートから外れます。
ここから刈込湖へと進んで行きます。
実はこの先が個人的に好きな雰囲気のところ。
小峠から刈込湖方面に進むと平坦な林を通ります。
ここは周囲を山や森に囲まれていて、ダケカンバが並び明るい林になっています。
まるでちょっとした箱庭の中を歩いているような感覚です。
箱庭エリアを抜けると次は沢をクネクネと下っていくのですが、ここは例えるならピンボール。
盤面を自分がボールになって下りていくかのような感覚です。
もちろんボールのように転がって下りるわけにはいきませんので、ゆっくり足元をよく確認して慎重に下りていきます。
(写真は沢を見上げています)
このピンボールエリアを抜けると、ようやく刈込湖に到着!
この日は快晴の青空で、雪の白とのコントラストで最高の景色を見ることができました!
箱庭やピンボールのような空間を抜けて待っている湖。
ここでしか見ることのできない景色ではないでしょうか。
今後の天候次第では雪が溶けて小峠コースが閉鎖されるかもしてません。
雪質も固いため、雪の森歩きを楽しみたい方は来シーズンを待った方がよさそうです。
小峠より先は正規ルートではありませんので、行かれる際はコース状況を予めよく確認して、慎重な行動をお願いします。
追記
今回の動画をYouTubeに公開しました!
(Hori)
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で冬の自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
ラインナップはコチラ→ 3月
いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。
☆☆企画展情報☆☆
「地域の記憶展・日光地域の断片映像 ~グラビア雑誌に記憶をたどる~」
期間:2020年12月12日(土)~ 2021年4月18日(日)※休館日の月曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)を除く
約70年前の写真、映像、ニュース雑誌をめくり、中禅寺に住まう古老が思い出を語る――そんな企画展となっています。
地元民だからこそ知っている中禅寺地域の歴史に、耳を傾けてみませんか。