日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2021.06.15
湿原でのとても個人的な楽しみ方

ズミの花は大部分が散ってしまいましたが、戦場ヶ原ではワタスゲがまだまだきれいに見られます。綿毛が飛び、形が崩れている部分も散見されますが、まだ見頃と言っていい状態でしょう。

 

傍らにはレンゲツツジも。ここ数日間の間に一気に花が増えた印象です。

湿原の色が次第に増えてきましたね。

 

綿毛は花ほど目立ちませんが、湿原やその周辺の草の間を探すと色とりどりの生き物の姿が。

スゲの仲間の花粉を食べるキヌツヤミズクサハムシ、スゲの仲間が多い戦場ヶ原やその周辺では結構な数が見つかります。体色が同種の中でもさまざまな変異があり、一度に何色見つかるか、いつも密かにチャレンジしています。この個体は暗めの銀色。

 

ブロンズ色っぽい個体。

 

こちらは緑味の強い金色とメタリックな青のペア(下がメス、上がオスです)。この日は4色、個人的には青がイチ推しです!

ぜひお気に入りの色の個体を探してみてください!(松)