奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の奥日光、天気は晴れ、気温は14℃。(8:00時点)
※この記事の自然情報は6月16日時点のものです。
今回は小田代原を低公害バス停からぐるっと1周してきました。
天気は良好!太郎山が噴火してるように見える雲も!
天気を確認していたら、いきなりノビタキが!
カメラを構えたらすぐに飛び立ってしまいましたが、飛んでる姿をばっちり押さえました!
ノビタキを見送りしばらく木道を歩いていると、なんだか木々が色鮮やに彩られているような気がしてきました。
よく見ると地衣類という菌類と藻類が共生しているものがたっくさん!
これらは乾燥していると白っぽい色をしているんですが、前日に雨が降ったことで水分を得て本来の色を取り戻したんです!
まるで木々がアクセサリーでおしゃれしているみたいですね~
鮮やかな木々の中を歩いていると木道の柵に謎の針山が!!
正体に悩んでいると、隣にはなんとまっ黄色なテントウムシが!?
調べてみるとどうやら針山はトホシテントウというテントウムシの幼虫だったようです。
黄色かったのは羽化したてで羽が乾いていなかったからなんですね。
しっかり羽が乾いた姿がこちら。
羽化したてのテントウムシを始めてみたので、柔らかそうな黄色に感動しました!
小田代原の東側に到着したところで雨が降って来てしまったので急いで戻ることに。
バス停まで戻ってきたところでアヤメを発見!
花びらの上で雨粒が輝いていて、雨ならではの風情を感じますね。
今の時期、低公害バス沿線は千手ヶ浜のクリンソウがメインですが、小田代原はその千手ヶ浜と併せてご覧いただくのにぴったりのオススメスポットです!ですが、低公害バスは大変混雑いたします。お越しの際は千手ヶ浜からバスに乗り、その後小田代原で途中下車して、小田代原をご覧いただいた後はそのまま約1時間ほど森の中を歩いて赤沼まで戻るコースがお勧めです!(輪)
動画を作成いたしましたので、よろしければご覧ください!
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。
☆☆企画展情報☆☆
低公害バスが走る1002号線沿線には、小田代原、西ノ湖、千手ヶ浜等絶好の写真スポットが点在し、自然美に魅せられ、多くのカメラマンが季節を問わず訪れます。その代表的な名所と時期を当館所蔵の写真を使って紹介いたします。
期間:2020年4月24日(土)~ 2021年7月12日(日)