日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2021.07.20
「夏だー!!」

と喜ぶ生きものたちの声が聞こえてきそうな、小田代原。(7月18日時点)

夏の空に雲が映える展望台から10分も歩けば、ホザキシモツケが見頃!

ちなみに、低公害バスに乗れば、小田代原バス停よりも手前にある「ホザキシモツケ・ミゴロ・群落」も見渡すことができますよ!

 

 

お問い合わせの多くなってきたノアザミは、というと……

 

まだまだ咲き始め。13日の時と進度はあまり変わっていません。

咲きそろった写真を!というにはまだかかりそうです。

 

 

これ以外にも、小田代原展望台~泉門池~戦場ヶ原、と足を伸ばせば、様々な生きものに出会えます。

こちらも「シモツケ」ですが、ホザキ~~よりもたくさんの花をつけ、ひとかたまりが直径30cmほどもある「オニシモツケ」。

と、写真中央やや下部には、花粉を求めてきたらしいハナカミキリの仲間。

 

イブキトラノオ、と、その蜜に夢中なアサギマダラ。

(わあ~~~と言いながら撮っていたら、通りすがりのハイカーさんに「アサギマダラだね!驚かせないようにそぉ~っと通らないと」とお気遣いいただきました。ありがとうございます…!)

 

 

ちょっと見は何か分からないオモシロどころin戦場ヶ原では。

高さ1mにもなる、オニノヤガラなんて面白い名前のランのつぼみが。

 

赤沼から戦場ヶ原の木道を徒歩15分の場所に、ミズチドリという、山地性・湿地性のラン。

出会えるとちょっと嬉しい!今日は終始これを狙っていたので嬉しさもひとしおです。今日のコースでは合計2ヶ所6株ほどしか見つけられませんでした。見つけられたぜ~とガッツポーズで〆でした。

 

この季節は美しい景色を作るいくつかの花が咲くので、その景色をついつい求めて、それで終わり!となってしまいがちですが、もう少し時間と距離を伸ばせば、今まで出会ったことがなかったものが見つかりますよ。じっくりたっぷり、涼しい奥日光の夏をお楽しみください!(山)