天気が崩れぬうちにと向かった千手ヶ浜では、視界には収まらないほどの入道雲が男体山の上にもくもくと立ち上がっていました。
千手ヶ浜から見る湖と男体山と入道雲は夏らしい奥日光を感じさせてくれるとともに、私のお気に入りの景色の1つです。
そしてお気に入りの景色は遠くの景色だけじゃありません。
森の中に入り、再び頭上を見上げれば太陽の光で透かされた葉っぱたちが何層にも重なって、自然のステンドグラスのようにきらきらと輝いていました。
ここで毎回面白いなあと思うのが、同じ緑の葉っぱと言えども木の種類によって若干緑色にも違いがあることです。
こちらはウリハダカエデの葉。
こっちはブナの葉。ウリハダカエデの葉っぱよりも少し黄色みが強い気がします。
同じ緑色でもちょっと違う緑色、ある意味でカラフル(!?)な緑色のステンドグラスはずっと見上げていても飽きずに楽しいものでした。
のんびりと色の違いを楽しんでいると不意にゆったりと周囲を飛ぶ少し大きめのトンボの姿が。
初めて見るトンボだ!飛び方からカワトンボの仲間だ!とわくわくしながら事務所に戻り調べましたが、名前の判明までは至らず…。
それでもゆったりと飛ぶ姿は優雅で、初めて見ることができたことも相まって思わずみとれてしまいました。
たまにはハイキングの足を止めて、座ってぼーっと見上げたりしてゆったりと自然の中で過ごしてみるのもいいかもしれませんね。(梅)