奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の奥日光、天気は晴れ、気温は19℃(8:00時点)
※この記事の自然情報は7月21日時点のものです。
今回は夏のお花が賑わってきているという話を聞いて、植物好きの私としては絶対に行かなければ!と思い小田代原まで行ってきました。
小田代歩道を抜けて小田代原の東側を10分程歩いて景色が開けたところに出ると、最初にノアザミの花が見えました。
花びらは淡く、萼は濃い紫色をしていて濃淡が美しかったです!
(西側の群落)
どんどん咲き進んできていますが、まだ蕾も見られるのでこれからまた花数が増えていくと思います。見頃は7月末ぐらいでしょうか。満開の時期が待ち遠しいですね。
小田代原はノアザミやホザキシモツケに始まりイブキトラノオ、ヤマオダマキ、トモエソウなどたくさんの花の色で鮮やかに彩られています。そんな中で特に見てほしい私の一押しの花はワレモコウという花です。実はこのワレモコウ、私にとって思い出深い植物なんです。
(ワレモコウの花、上部だけが開花)
皆さんはワレモコウがサクラやイチゴ、バラなどの仲間だということをご存じでしたか?これらの仲間を大きなくくりでバラ科といいます。この見た目からは想像もつきませんよね。
私が学生時代にワレモコウを初めて見たときは、いったい何の仲間なのか見当もつきませんでした。図鑑を見ながら一生懸命探してもなかなか答えにたどり着けなかったので、悔しかったですね~。それと同時にバラ科の仲間だということが分かったときは本当にびっくりしました。
上の写真のようにワレモコウは上から下に花が開いていきます。葉っぱは縁がカクカクしていて特徴的な形をしています。今は咲き始めの段階ですが、気になった方はぜひ探してみてください!(渋)
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。
☆☆企画展情報☆☆
令和3年1月~3月に開催された栃木県立博物館の企画展「ちょっとディープな日光の自然ガイド」
私たちも一部作成に協力したこの企画展の展示パネルを自然体験活動を中心に活動する日光自然博物館らしいものにアレンジしました。日光の成り立ちや各環境の動植物の紹介など総括的な知識に加え、様々な自然観察のポイントをご提案する展示です。
より深くたっぷりと奥日光の自然を楽しむヒントが満載!ぜひご覧ください。
期間:2020年7月17日(土)~ 2021年8月29日(日)