<お知らせ>
新型コロナウィルスの影響に伴い、9月12日までの緊急事態宣言期間中、栃木県立日光自然博物館をはじめ当社管理施設を当面の期間臨時休館とさせていただいております。低公害バスの運行も見合わせといたします。
臨時休館中もお電話は受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の奥日光、天気は晴れ。気温は21℃(8:00時点)
※この記事の自然情報は8月25日時点のものです。
今回は高山へ。
竜頭の滝上駐車場から高山へ登り、西側の峠を経由して、小田代原側へ抜けるコースを歩きました。
高山は、奥日光の山々の中では最も古い山のひとつですが、標高は1667mと名前に反してそれほど高くもないため、気軽に登山を楽しみたい方にもおすすめの山です。
道中では眼下に広がる戦場ヶ原や中禅寺湖を楽しめる箇所もございますが、気軽といえど山は山。
このような鎖場や尾根歩き等、山らしい危険個所も多いので油断は禁物です。
さて、そんな高山では、春ごろにはアズマシャクナゲやツツジの花たちなど、色とりどりの花を楽しむことも出来ます。
しかし夏の今はシロヨメナの白い花が目立つものの、春と比べると何とも寂しい印象を受けます。
そんな折、もうすっかり花が終わってしまったアズマシャクナゲを眺めていると、葉に奇妙なものが付いていることに気が付きました。
丸くて白い500円玉ほどの物体が葉に付いています。触るとぷにぷにと不思議な触り心地で、見た目はまるで木の実のよう。
「見たことある!」という方もいるのではないでしょうか。この物体の正体は、餅のように葉が膨らむ「もち病」と呼ばれる病気にかかってしまった葉なのです。
ツツジの仲間に多く見られ、葉に菌が入り込むことが原因で引き起こされる木の病気ですが、木自体が枯れててしまうほどの力は無く、この後は罹った葉ごと枝から落ちるそうです。
もちろん、人に移るなんてこともありませんので、見かけたら是非触って、その不思議な触り心地を体験してみてください。
植物と言えば、どうしても花に目が行きがちですが、今回のように葉や植物全体に注目してみると、意外な発見があるかもしれませんよ。(kobo)
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。
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