今回は、博物館から中禅寺湖畔ボートハウスまでの中禅寺湖北岸沿いを歩きました。
日差しがちょっぴり暑いものの、快晴の空に気分もウキウキです。
湖を望みながら中宮祠の街並みを抜け、日陰の歩道へ。
道中では、かつて国際的避暑地として賑わっていた当時の名残を感じさせてくれる跡地を数多く見ることが出来ます。
こちらはその一つである西六番園地
明治26年にトーマス・グラバーにより建てられた別荘の跡地があり、またクラブハウス時代の名残である暖炉や煙突などが、現在でもそのままの姿で残されています。
建物自体は昭和15年に焼失してしまったものの・・・
中禅寺湖北岸に位置するこの場所からは、南方向を大きく見渡すことが出来ます。
当時の人々も、この美しい景色を楽しんでいたのでしょうか。
・・・そんなことを考えながらしばらく湖面を眺めていると、突然茂みから「スルスル」と音が聞こえてきました。
音の先にいたのは、黒と赤の斑点がとってもキュートなヘビ、「ヤマカガシ」。突然やってきた私に驚き、逃げた先でじっとこちらを伺っています。
このように、とても臆病なヘビなのですが、ヤマカガシは奥日光では唯一の毒蛇。無理に捕まえたりしなければ噛みつかれることはありませんが、出会った際や観察の際は十分お気を付けください。
景色と歴史(それと生き物も)、色々欲張って楽しめる今回のコース
奥日光の自然を楽しむ傍ら、跡地から当時の歴史に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?(kobo)