日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2021.10.16
短くても・・・・

先日の記事で紹介したように紅葉の見頃にはまだまだではあるものの、色付きが進んでいる中禅寺湖畔。その湖畔の歩道沿いの木製の手すり上にいたのは

腹部のハサミ上の突起が目を惹くヒメハサミツノカメムシ。このハサミは先端に向かって開いておりカタカナの「ハ」の字のように見えますね。

 

その直後、緑色のミヤマツノカメムシと

赤っぽい茶色のセグロヒメツノカメムシにも遭遇!「今日はよくカメムシに出会うな~」と思い見ていると

 

この後も次々と・・・・

クリーム色のトホシカメムシに

 

光沢のある緑色が美しいアオクチブトカメムシも!

緑、赤茶、黄色、緑(光沢有)、色とりどりで楽しくなってきます。

 

さらにはこんな変わり者にも

 

鳥ではない、昆虫のミミズクです。樹皮のような色は目立ちにくいですが、体の上方に突き出た突起や平らな奇妙な形の頭は一度見たら忘れられません。

似ても似つきませんが、このミミズクもカメムシの仲間(半翅目)です。

この他にもカメムシの仲間に次々遭遇し、計10種類程度に。これだけ出会うまでにわずか1分程度、歩いた距離も10数メートルといった所。それだけの短時間・短距離でも色も形もさまざまなカメムシたちに出会える、中禅寺湖畔の自然の有難さを改めて実感した約1分間でした。(松)