1月8日(土)に、蓼ノ湖&刈込湖のはしごをしてきました。
蓼ノ湖はこの日に開通したスノーシューコース、小峠コース途上に、刈込湖はコースの延長上にあります。
ここ数日、安定して暖かい日が続いていますが、一昨日も良い天気!なんと最高気温がプラス1℃でした!
(厳冬期の奥日光では、最高気温がマイナスなのが当たり前なのです……)
泉源から続く、小峠へのスノーシューコースを、急斜面に気を付けながら頑張ってどんどん歩きます。
小一時間で、9割がた凍結した蓼ノ湖(たでのうみ)へ到着!
夏の間はここまでササ藪で道がないため、冬にしかいけない「幻の湖」です。
パッと見、ただの雪原にも見えますが、湖面に張った氷の上に雪が積もっているだけ。うっかり立ち入ろうものならドボン!しますよ。
さあ、蓼ノ湖を通り過ぎ、コースを進みます。
先行パーティがあったおかげで、コース上は踏み固められスノーシューもほとんど沈みません。
トレースを辿って楽をしながら(このあと遊ぶために体力温存♪)、どんどん行きます。
そうこうしているうちに、また小一時間程度で小峠に到着!
振り返ると、今登ってきた急斜面の向こうに、湯元の温泉街と湯ノ湖が光っています。
さて、ここから先は、スノーシューコース外。ブルーのコースリボンがなくなるため、スノーシューや冬山の初心者の方は、地図読みができ、冬の刈込湖まで行ったことのある人と一緒に行動してください。
あたりの地形と地図を照らし合わせながら、さらに一時間以上先の目的地を目指します!
登山道は斜面の中腹のため、雪が積もると「ただの斜面」と化してしまいます。こちらもやはり、冬限定の「冬道」です。
看板(右手、夏道)を無視して、まっすぐ進みます。
「冬道」という言い方はしますが、明確な道や目印はありません。先行パーティがいれば、トレースはありますが……
しかし、誰も踏んでいない雪原を、縦横無尽に駆け回るのが、スノーシューで雪の森へ繰り出す醍醐味。
前日の吹雪+極寒、のおかげで、ふわふわサラサラで最高の雪質を堪能します♪
顔からつっこんで……みますよね♪
(ひとりで)歩いて走って倒れこんで楽しんでいるうちに、1時間半ほどで、刈込湖に到着!
はるか先まで真っ白!キレイ!
こちらもやっぱり、雪原じゃありません。ほとんどぜ~んぶ湖です。
岸に近付くと足跡が。切込湖へ歩いて行ったようです。
しかし、足跡が少し黒っぽくなっているのが、お分かりになりますでしょうか。
掘ってみると、水がじんわりにじみ、シャーベットが出てきました。湖に張っている氷が薄いようです。
このまま何人もが歩いたらドボン!必至。
しかも昨日も今日も暖かいため、ますます湖面の氷が頼りなくなっていると予想できます。
刈込湖で引き返さず、切込湖~光徳へ行く場合には、アイゼンを持ってきて夏道に行くなど、道えらびに十分ご注意ください。
刈込湖まで、小峠まで、はたまた別のスノーシューコースへ行くワ、という方も、真冬の奥日光を遊び倒せる装備をきちんと整えて、お越しくださいね♪(山)
◆◆イベント情報◆◆
スノーシューを使って、雪や冬の自然をめいっぱい楽しむイベント、多数企画中♪
○ちびっこスノーシュー(満員間近!)
未就学~小学校低学年のお子様のいる親子対象の、スノーシュー入門イベント。歩いたりころげたりと「雪」を楽しみます。
湯元のスノーシューコースを舞台に、冬の自然を体験して、観察して、味わいます。初心者大歓迎です♪
コースのない雪原を、解説員と縦横無尽に歩き回りましょう。1組貸し切りツアーなので感染症やペース配分も心配ありません。