本日は戦場ヶ原の歩道状況を確認するため、赤沼から泉門池を通り、光徳入口まで歩いてきました。
木道の上の積雪は、全体的に外側から段々と解け始めており、かまぼこ型になっています。
一部では木道が見えているところもありました。
雪質はかなり水気を含んでおり、シャバシャバとした感じ。
そんな状態でかまぼこ型の一番高いところを歩くと…
ズルっと滑って転んでしまうことも!(写真は私が滑った時の足跡です…)
橋の上なども同様の状態なので、落ちてしまわない様に慎重に歩かなければいけません。
足元だけでなく、頭上にも注意が必要です。
この時期の奥日光は風が強い日が多いので、枝や木が頻繁に折れてしまいます。
それらが他の枝に引っかかった状態になり、少しの揺れでも落ちてきてしまうようになるんです。
(赤〇で囲まれた部分が引っかかっている枝です。)
それらの下で長くとどまるのはとっても危険です。見つけたらその下を通らない様にするか、すぐに通り抜けるのが安全ですよ。
戦場ヶ原の遊歩道上にはまだ全体的に10~30cm、多いところでは40~50cmの積雪があります。上記の通り、雪質も水気を含み大変滑りやすくなっています。スノーブーツや、チェーンスパイクなどのすべり止めがあると安全です!
※チェーンスパイクなどをご使用になる際は、木道を爪で傷めないよう注意が必要です。
~おまけ~
春が近づき雪解けが進む今の時期の戦場ヶ原では、日当たりの良い雪原でたくさんの「くぼみ」が見られるようになります。
これは「雪えくぼ」と呼ばれる現象です。
このくぼみを笑ったときにできる「えくぼ」に見立てたことからこの名が付きました。
戦場ヶ原も、春が近づいてきたことを喜びほほえんでいるのかなと思うと、なんだかこちらも笑顔になってしまいます。(輪)
※先日発生した地震の影響により歩道や車道の周辺の斜面から落石が発生するおそれがあるため、現在一部路線では通行止めとなっています。ハイキングなどでご通行の際は十分にご注意ください。
詳しくはこちら→県西環境森林事務所