日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2022.04.15
新・山の上からこんにちはvol.460(追記:動画のリンクを載せました!4/15)

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

*********************************************************

 

今朝の天気は雨、気温は9℃。濃い霧が出ていました。(8:00時点)※下記の情報は4月13日(水)時点のものです。

 

今月から赤沼駐車場がオープンしたので、今回は赤沼を起点に戦場ヶ原と小田代原を通って一周するコースを歩いてきました。

戦場ヶ原の遊歩道の残雪は、木道上はほとんど無くなっていて歩きやすい!

ただ木道のないところでは雪どけの水でドロドロにぬかるんでいるところもあります。

 

戦場ヶ原を歩いていると、遠くから「きゃららら、きゃらら…」という比較的高い音の鳴き声が聴こえてきました。

注意深く探していると、湯川沿いの流れの緩やかなところで何かが動きました。

正体はヤマアカガエル。近くには卵もありました。カエルも暖かくなってきていることを感じたのでしょう。

(赤丸のところにカエルがいます)

私が近づいてきてびっくりしたのか、すぐ近くの茂みに隠れてしまいました。

 

戦場ヶ原を抜け、小田代原に到着。

こちらは戦場ヶ原と比べると、まだ雪が結構残っていました。

 

そんな中、小田代原の木道沿いの雪のないところに何やら子供の落書きのような模様が…

 

よく見てみると中は空洞で、ところどころに穴があいている…

私自身初めて見るものだったので博物館に戻って調べてみると、これはネズミの通り道の跡だということが判りました!

雪の下で動いていた痕跡が、雪どけによって見えるようになっていたんです。

 

今の時期の奥日光は、長い冬を乗り越えて季節が春へと移り変わってきている真っ最中!

たくさんの花が咲き、カラフルになる春本番と比べると寂しい枯れ景色ですが、今回ご紹介したものたちの他にも、小さな変化で季節の移り変わりを感じられるので、歩いているだけでワクワク・ドキドキしてとっても楽しいですよ!

 

初めのほうで記載した通り、木道のないところはドロドロとぬかるんでいます。歩いたあとはこんな感じ…

特に日陰になるところではまだ雪が残っていたり、お越しの際は防水性の高い靴と、スパッツなどの汚れと浸水を防げるものがあると安心です!(輪)

 

~追記~

↓↓↓↓このブログに関連した動画を作成しました!ブログと合わせてぜひご覧ください!↓↓↓↓

 

★★イベント情報★★  

少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。

ラインナップはコチラ→4月5月6月

(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)

 

 

☆☆企画展情報☆☆

冬の企画展 地域の記憶展「国立公園指定以後 湖辺に棲む ―住環境意識の変容」

長い奥日光・中禅寺地区の歴史の中で昭和9年の国立公園指定以降の人々の「住環境意識の変容」にスポットを当てます。奥日光中禅寺を取り巻く状況や人々の暮らしの変化と絡め、多くの貴重な資料で綴る物語・・・ぜひご覧ください。

期間:2021年12月18日(土)~ 2022年4月17日(日)