奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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5月10日(火)に戦場ヶ原に行ってきました。当日の気温は8℃、天気は晴れ。(10日朝8:00)
最近では、日中気温が15℃前後まで上がる日が増えてきて、天気のいい日には春の陽気を感じられるようになりました。ですが、日陰に入るとかなり体感が変わってきますので、お越しの際は上着は忘れずにお持ちください。
赤沼を出発し戦場ヶ原へ向かいます!すると入口に大きな立て看板が...
実は戦場ヶ原は木道の工事に入りました。↓詳細は下のリンクから
https://www.nikko-nsm.co.jp/news_d.html?0:392
ここから片道30分程進むと行き止まり地点です。その間だけでも、植物・野鳥・景色など多くの魅力が詰まっていました!
今の戦場ヶ原はまだ枯れ景色が目立ちますが、木道沿いの木々からは新芽が!
そんな新芽が好物な鳥がいます。
ニュウナイスズメです。一般的なスズメにある頬の黒斑が無く、顔からお腹にかけて真っ白なのが特徴です。スッキリしたお顔がかわいい!
他には鮮やかな黄色をした綺麗な鳥の姿も見られましたよ。
夏の人気者、キビタキです。夏鳥の多くは東南アジアなど海外から海を超えて日本にやってきます。小さな体で何処からそんな体力が湧いてくるのか、不思議なものですね~
枯れ景色とは言いましたが、すでに花が咲いているものが見られるんです。
こちらはミヤマウグイスカグラです。平地に咲くウグイスカグラと違い葉に毛が生えているので見つけたら観察してみてください。
そして、面白い発見があったのでご紹介します!
シラカンバの幹を指でさすったらその部分が黄色に!指にも黄色い粉が付着していました。黄色く変色するのは幹がピンクになっている部分だということに気が付き、
調べてみると、、、結果は”シラカバスミレモ”という藻類の仲間のようでした。
よく見ても、本当に生き物?と疑ってしまいます。結局黄色くなる理由まではわかりませんでしたが、ワクワクする気持ちを味わえました!
そして終点の展望デッキ前に到着!
今回歩いたコースは1時間ほどで往復が可能で、たくさんの生き物と出会うことができます。短い距離で自然を楽しむには、見るだけでなく、匂ってみたり、触ってみたり、様々な体験の仕方を試してみてください!(鈴)
今回はYoutubeの動画を作成したので合わせてご覧ください!
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。
(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)
☆☆企画展情報☆☆
春の企画展「これに出会いたい!奥日光のとっておき20 春夏編」
奥日光で活動するインタプリタ―ならではの視点で、景観や瞬間、特定の生き物まで、春・夏の幅広い自然を自然を紹介します。
期間:2022年4月29日(金)~ 2022年7月10日(日)