奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は雨、気温は17℃。(8:00時点)※下記の情報は7月13日(水)時点のものです。
今回は小田代原を一周してきました。一周約1時間で回ることができます。
当日の予報は雨、でしたが運よく午前中は晴れて気持ちよく歩くことができました。
一周している中で、注目した植物がこちら!
「ヤグルマソウ」といい、名前の通り矢車形に葉っぱが並んでいるんです!
そして、一枚の葉っぱは私の手がいくつも入りそうなほど大きいんです!
葉のつき方や大きさが特徴的で見つけやすいですよね。ぜひ探してみてください!
同じように葉っぱが由来になっている植物って実はいっぱいあるんです。
例えば、
舞鶴の様な花と葉のつき方から「マイヅルソウ」
カニの甲羅に似たコウモリソウで「カニコウモリ」など。
葉っぱの形が特徴的な植物を見かけたら名前を調べてみると面白いかもしれません。
では、ここからは気になる開花状況です。
まずはホザキシモツケ。
湿原内はまだ少しピンク色が見えてきたくらいです。
展望台から木道を10分ほど進んだところの群落では、
わずかにつぼみを残す程度で、見頃になっていました!
開き始めは傷んだ花がなく綺麗なピンクを楽しめますね!
ここで一際目を惹いたのは・・・
尻尾のような白い花のイブキトラノオ!一面白い景色で、風に揺れる様子が心地いい!
ホザキシモツケのピンクとイブキトラノオの白がいい対比となり、より綺麗な景色を楽しめました!
ちなみにノアザミもかなり咲き進んでいます。
他にもハクサンフウロやキツリフネなど、今の小田代原では様々な花が見られます。
ぜひ夏の花々を楽しみにハイキングにお越しください!
(Hori)
【コース案内】
赤線は小田代歩道:徒歩約1時間
緑線は小田代周回歩道:徒歩約1時間
黄線は低公害バス路線:小田代~赤沼間ー乗車時間約12分
小田代原へは低公害バスを利用して赤沼から約12分でアクセスできます。
片道だけでも利用すると、少し楽をして小田代原を楽しめるかもしれません。
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。
(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)
☆☆企画展情報☆☆
企画展「帰ってきた!奥日光のクワガタ展」 明日より開催!
以前開催したクワガタ展にミヤマクワガタの巨大な模型展示などが加わりパワーアップして復刻開催します!
期間:2022年7月16日(土)~ 2022年9月4日(日)